コメント
6件
2人とも狂ってるけど愛があって好きです…
へッ、!!はッ、!!良き!!
でろんでろんに狂っててほんと 好きです…やっぱり狂愛も いいですよね…
不破side
辛い
ここに入れられてから何日が経っただろう…
スマホは没収されたため、時間が分からない。
甲斐田との約束も破っちゃったし、
そして何より
明那が俺に暴力を振るうようになった。
この事実が1番辛い。
明那は俺のことが好きじゃないの?だから殴るの?おれはいらないの…?
そうこう考えていると明那が入ってくる
「ふわっちーおはよーよく寝れた?」
「う、うん」
「今日はふわっちに頼み事があってきたのー、
ほらこれ」
そういって明那はおれのスマホの画面を見せる
そこには甲斐田とのラインのやり取りがあった
「甲斐田くん、あれからずっとLINEが止まらなくて、おれがふわっちを偽ってLINEしてもすぐ見破られちゃったんだよねー」
「うざいから、ふわっち直接電話して?それでもう連絡してこないでって暴言吐いてよ」
え、な、なんで
甲斐田と連絡が取れなかったら、男性嫌いは治らない。明那ともう二度と触れ合えないかもしれない…、
こんな監禁された状態でも明那のことを考えている自分に驚いた。
でも、絶対に甲斐田とは縁を切るもんか、
俺のためそして俺たちの将来のために
「い、いやだ!」
「え?ふわっちなんていった?」
「甲斐田とは縁を切らない、明那、聞いて
これは俺たちの将…」
明那が俺の話を割り込む
「なんで…ボソ」
「それじゃあ」
ボコッ
お腹を殴られる
「あ゛アガッ、ぃ゛いだい゛、あ、あぎな゛」
ボコ
「ヒュー、あぎな、な゛、な゛んでッハッ、ヒュー」
「ふわっち?痛いねぇ?聞く気になった?」
ボコ
「い゛、ヒュー、ハッ、ぐる、じ…ぃ」
明那が俺の首に手を回す
「や゛、ぞれ、おねがぃ…ハッハッヒュー」
トラウマがフラッシュバックする
「ハッ、…はっ、フゥ、ヒューゲホゲホ、カハッ」
息ができない。
「これ絞めたら苦しいよー?どうする?」
「わ、わ゛がっ、ッだ。ハッでで、んわずるがら、ヒュー」
「…いい子だね…」
明那がこの瞬間少しだけ悲しそう顔をした気がした。
そして俺は甲斐田に電話をかける
「もしもし、甲斐田?」
「もしもし!?その声は不破さん!?大丈夫ですか?何かありましたか?」
「ごめん、俺甲斐田とはもう会えない」
「え、なんで不破さん?急にどうし…」
「お、お前のことが大嫌いになったんだ!二度と話しかけてくるな!」
「ふわさ、」
そのまま強引に電話を切った。
悪い、悪いことをしてしまった。
明那の方をみると明那は笑っていた。
とても嬉しそうに
あれ、
なんだろうこの感覚
甲斐田への罪悪感よりも
いまは
明那が笑ってくれて嬉しい。
ここ最近ずっと笑顔を見ていなかった。
そのせいか今明那が前と変わらない笑顔で笑ってくれる。それが何よりも嬉しい。
「よくやったねふわっち、えらいえらい」
明那が褒めてくれている。
こんなこと思うのはおかしいかもしれない
俺もおかしくなってしまったのかもしれない
でも、
明那が俺に笑いかけて、必要としてくれる。そんな生活が
悪くないかもしれない