テラーノベル
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私の親友が事故にあった夢を見た。
2人で買い物していたら急に大きなトラックが
突っ込んできて。
私は何故だか死なない。何でだろう。
こっちが聞きたいくらい。
別に夢の中で死んだだけ。
現実では死んでいない。今も元気で話してる。
でも凄くショックを受けた。
その日は目覚めが悪くて、今でもその夢のことを忘れられない。
親友が轢かれたとき。
何度も何度も名前を呼んだ。
いつもの元気な声が聞こえてくるはずなのに
応答は何もなくって。
後ろで写真ばかり撮っている野次馬に無性に
腹がたった。
何度も何度も大きい声で呼んでいるうちに
喉がいたくなって、その子の血もどんどん
流れ出していく。
綺麗な白い顔と黒い髪に
じりじりと馴染んでゆく真っ赤な血。
さっきまでやかましい程に耳に入ってきた
野次馬の声も、もう聞こえなかった。
まるで勝手に弾き飛ばしているみたいに。
親友が死んだ夢を見た日。
私は家にこもって散々泣いた。
鼻も、目も、ぴりぴりして、赤くなって。
あれ以来あの子には一度しか会えていない。
そこそこ久しぶりに会った彼女は
いつもよりも肌が白くなっていて
いつもよりも薄化粧な気がした。
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