虚空教

皆様、お久しぶりで御座います。

MerryChristmas.

今回の作品は剣持さんが主人公となります。

そして、前提としてにじさんじの方々は元虚空教の教祖が剣持さんだと知りません。

剣持さんはにじさんじに入る前に教祖をやめ、虚空教を抜けました。

その後虚空教の方々は剣持さんを虚空教の教祖に戻そうと探し回ります。

そして剣持さんの母親が剣持さんがいなくなった後の虚空教の教祖で、剣持さんは幼き頃から母親の言うことは絶対だと刷り込まれていることにします。

加賀美side

最近のろふまお塾に剣持さんが現れることはなかった。初めの頃は用事と被っていたのかと思ったが、にじさんじ内にも顔を出していないらしい。配信も三ヶ月前から止まっている。一応リスナーの皆さまには体調不良で活動休止ということになっているが、剣持さんのマネージャーさんに聞いた話だと音信不通の状態らしく、剣持さんが今何をしているか誰も知らない。

甲斐田「社長､､､もちさん今日もきてませんね」

加賀美『ええ、そうですね。一体どこで何をしていらっしゃるのか､､､』

するとろふまおの楽屋の扉が開いて元気な声が聞こえた。

不破「社長〜甲斐田〜おはよー」

元気のいい彼の声は空気の重かったこの楽屋を少し変えてくれる。

不破「今日収録終わりにラーメン食べに行かん？新しいとこ見つけたんよ！」

甲斐田「甲斐田は行きます！社長は行きます？」

加賀美『そうですね、たまには行きましょうか』

するとスタッフさんが駆け寄ってきて収録を始めることを伝えられた。楽屋には”虚空教の活発化”と流れるテレビを残して私たちは楽屋をあとにした。剣持さんのいない収録は少しも好きでなかった。

剣持side

僕は今、どこかわからないところで三ヶ月も閉じ込められている。窓には格子がついていたり、部屋の扉には外から何重にも鍵が掛けられている。食事や水はしっかり出てくるから問題はあまりないがスマホもパソコンもないため配信も連絡もすることが出来なかった。

剣持『はぁ､､､なんでこんな目に､､､』

最初の頃はろふまおとかのドッキリかと思った。だけど、ろふまおは線引きはしっかりしているからすぐに違うとわかった。そして何より、この部屋はよく見るとところどころに虚空教のマークがついていた。食事を運んでくる人の服装も虚空教信者の服だった。それに気づいてから僕は震えてるしかなかった。

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‘またお会いしましょう’