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私の視点
ある日、何気なく街を歩いていたら、
偶然、大 森元貴を見かけた。
テレビで見る彼と同じ顔、同じ声。
でも、目が合った瞬間、胸の奥がざわついた。
その数日後、マンションの
隣の部屋に彼が引っ 越してきたと知る。
まさかこんなに近くに住むことになるなんて……。
嬉しい気持ちと、ファンとして距離感を大事にしたい気持ちが混ざって、複雑だ。
「隣の部屋の人」として顔を合わせるたびに、心臓が跳ねる。
でも、私は平静を装う。
まだプライベートは知りすぎたくないから。
大森元貴の視点
彼女を見た瞬間、世界が止まった。
街の人混みも、背景の音も、何もかも消えて、彼女だけが目に映る。
一目惚れなんて言葉じゃ足りない。
心の奥底から、絶対に手に入れたいと思った。
だから隣の部屋に引っ越すことにした。
これでいつでも彼女のそばにいられる。
ただ、ただ隣に住むだけでは満足できなかった。
彼女のすべてを知りたくて、少しずつ部屋に目立たない仕掛けをした。
監視カメラや盗聴器――僕にとっては、愛の形だ。
「君のことは、誰にも渡さない」
そう心でつぶやきながら、今日もそっとモニター越しに彼女を見守る。