無気力な私が王子様と出逢う話

今すぐにでも帰りたい。

昨日休んだから今日は頑張る

あっという間に掃除の時間

学校裏の掃除とか…めんどくさい

サボれるかな

「、、、」

話し声？

「なに調子乗ってんだよ」

「別に乗ってないよっ」

「あ“？」

喧嘩？掃除の邪魔

止めたいけど、残念ながら私は

『可愛いけど、喧嘩は強い』

みたいな女の子じゃない

言ったじゃん。なんの取り柄もないって

…どうしよ

「待って」

「っ」

「止めてくるから」

急に肩を掴まれて止めてくる宣言…

あんなかっこいい事言ってボコボコじゃん

「ありがとうございます」

「あー、大丈夫だよ」

このジャージは…先輩？

「何年生ですか？」

「俺？三年」

私は二年

「びっくりしたよ。止めに行こうとしてたから」

「？別に止めに行こうとしてませんよ」

「え？」

「じゃまだなーって思ってただけで」

「へっ、そうなの？」

「はい」

「勘違いしてたなーははっ」

「はぁ」

「名前なに？」

「名前、、舞です」

「舞…」

「あ、上ですか？空凛です」くうりん

「下でいいよ。じゃー、まーちゃんだね」

「？」

これが貴方との出逢いだ