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💐×☃️ リクエスト
今日は、彼女と喧嘩した。
原因は些細なこと。
俺が彼女の大切な物を落として壊したから。
そして最低な事を言ったから。
☃️「えぁ、、そのコップ…ッ」
💐「おらふくん、ごめッッ!!」
☃️「…大丈夫ですよ、少し欠けたくらいで、まだ使えますよ!」
💐「いや、新しいの買うよ」
💐「壊れたコップは捨てよ」
☃️「…な、んでッ」
あの時は、なんで出ていったのか分からなかったが、今ならわかる。
俺とおらふくんが付き合った記念日にデートした時、2人で選んだ大切な物だからだ。
新しいのを買う、捨てよ。
おらふくんにとっては、大切な物だったはずだ。
💐「…まじで俺、最低だなッ」
彼女が出ていった部屋に独り言を呟く。
ふと、玄関の扉が開いた音が聞こえた。
びちょ濡れの彼女が帰ってくる。
今日は、あいにく大雨で傘も持たずに出ていったのであろう。
💐「…風邪ひくよ、」
すぐに謝ろうと思ったが、濡れたままだと風邪を引いてしまうだろう。
☃️「…」
目を合わせてくれない。
💐「…ごめん」
謝罪の言葉を呟く。
彼女からの返答は無い。
☃️「…ッ」
静かな部屋で向き合う2人。
どちらとも何も話せないまま時間が進む。
💐「ぁの、さ…ッ」
声をかけようと勇気を振り絞った時、彼女の肩が震えてるのが分かった。
寒いのか尋ねようとすると…
☃️「ごめ、、なさいッッ」
消え入りそうな声が返ってきた。
💐「なんで、おらふくんが謝るのッ?」
☃️「ぼく、ぼくぅ…ッ」
顔を上げてくれたと思うと、その綺麗な目から大粒の涙が零れる。
💐「ゆっくりでいいよ、ッ」
ずっとは見ていられなくて抱きつく。
☃️「新しいのでいいってッッ言われたとき…ぅッ」
💐「…よくなかったよね、大切な物だもんね、ッ」
そんなことを呟くと俺まで泣きたくなってきて、こんな姿を見せたくないと思い強く抱きよせる。
☃️「本当はッ、心配してくれてるんやろうなってッ」
💐「、うんうんッ」
☃️「危ないから、注意してくれたんやろうなってッッ」
💐「うん、ッ」
☃️「それでも、捨てたくないッッ」
💐「ごめん、ごめんッッ」
深く傷つけてしまった彼女に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
☃️「ななこさ、ごめんなさいッッ」
💐「俺こそごめん、ごめんねッ」
涙で前が滲む。声が掠れる。
それでも俺がしてしまった事はとても悪いことだ。
お詫びがしたい。
そう思い、明日デートしようと誘った。
💐「明日デートしよ?」
☃️「わかりました、」
💐「お揃いのもの買おうね」
俺自身もお揃いのものは欲しいし、コップの代わりのものも探したい。
☃️「おそ、ろい?」
俺の言葉を復唱する彼女に、もしかしたら嫌なのかもと考えが巡る。
💐「…嫌、だった?」
☃️「ぁ、いえ…ッ」
声を聞くと、なんとなく弾んでるような気がする。
☃️「あした、ですね!」
そう呟くと、カレンダーアプリに〈デート〉と書き込み、目覚ましをセットしていた。
デート楽しみなんだなぁっと思い、おらふくんが彼女で良かったと心底思った。
💐「可愛いね 」
微笑ましくて思ったことを呟く。
おらふくんの顔は真っ赤に染まった。
☃️「ぅ、何言ってるんすか…ッ///」
愛おしい彼女の照れ顔を眺めながら、明日はどんな服来ていこうかなとか考えた。
明日、楽しみだね。
リクエストありがとうございました。
ほかのリクエストも待ってます。
〈自分の中で右は決まってるので書けない場合もあります。〉
おつかれ