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しばらくすると島に辿り着いた
のはいいけど……
「おっしどこ行こうかいぶき?やっぱ飯屋か!」
「お前は食う事しか頭にねぇなエース?どうしてもってんならカフェにしろよ?
女の子が好むものが多いからなカフェは。
なっ、いぶきちゃん?」
「お前達…お嬢は買い物がしたいんだ。
そういうのは買い物を終えてからだ。」
隊長達がみんな私に着いて行こうとしていた。
しかも一番隊から十六番隊全員…
「あの…私買い物一人で出来ますよ?」
「アホンダラァ、可愛い娘の身に何かあったら困るだろうが。」
お父さんまでいつの間にか居る…
「おい待て、さすがに全員は多いだろ…。
俺がこいつに付き添うよい。」
と、結局マルコ隊長が私に付き添ってくれる事に。
「全く、いぶきにべったりじゃねェかマルコは…?」
「同じ一番隊だからな。何だかんだあいつもいぶきを妹のように思ってんだろう。」
みんなは渋々諦め、私達とは別方向へ向かっていった。
「すみませんマルコ隊長。いいんですか本当に?」
「構わねェよい。それにあいつらが居るとあっち行きてェ、こっちに行きてェって感じで逆に振り回されちまうぞい?」
「あはは、確かにそうですよね。」
一緒に島にある商店街へ入ると、
服屋に帽子屋、靴屋と色々な店が立ち並んでいた。
中には道の真ん中にアイス屋や飴屋なんかの屋台も。
「すごい…どこから入ろうか迷いますね…。」
「入ってみてェところでいい。ちなみに荷物は俺が持ってやるよい。」
「えっ、それは申し訳ないですよ…!」
「遠慮しなくていいよい。ほら、好きなところに入って色々買ってきな。
その間俺はそこのベンチに座って待ってんよい。」
「は、はい…。ありがとうございます。」
お言葉に甘え私は早速服屋に入った。
服屋にはブラウスやワンピースなどの色々な服が揃っている
見るだけでもワクワクした。
「これ……いや、これかな…?」
鏡の前で服を照らし合わせて迷っていると、
鏡越しにマルコ隊長と目が合う。
マルコ隊長は“ふ…”と穏やかに私に微笑みかけた。
優しく向けてくれる隊長のその表情に何だか照れ臭くなってしまい、
鏡越しに会釈をしてから気を取り直して服選びに集中する。
だけど隊長が向けてくれていた表情が頭から離れず、上手く選べない……
それに
「何でこんなドキドキしてるんだろ……」
私はずっと隊長に胸が高鳴っていた………