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ナギサノサナギ
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しろまるさん、第9話読みました! 「恋人になったけど、家族としての距離感も大事にしたい」っていう二人の気持ちが、すごく自然に描かれていて温かい気持ちになりました☺️ マナが「恋やからな」ってさらっと言うところとか、ライが恥ずかしがるやりとりが微笑ましくて。家族でも恋人でもいられる、そのバランスがこのお話の素敵なところだなって思います✨
付き合い始めても、二人の生活そのものは大きく変わらなかった。
朝、一緒に学校へ行く。
授業を受ける。
帰宅したら宿題をする。
一緒に夕食を食べる。
ただ、一つだけ変わったことがある。
以前より、お互いを意識するようになった。
「ライ」
「ん?」
「今日、一緒に帰ろ」
「もちろん」
帰り道。
マナが隣を歩く。
「なんか不思議やな」
「何が?」
「付き合ってるんやろ、俺ら」
「……そうだね」
「でも家では普通に兄弟みたいに過ごしてる」
「それはそうでしょ」
「変な感じ」
二人で笑う。
でも、二人とも分かっていた。
家族になったことも。
好きになったことも。
どちらも大切にしたい。
その夜。
ライが自分の部屋で勉強していると、マナがドアをノックした。
「入っていい?」
「うん」
「これ」
マナが飲み物を置く。
「ありがとう」
「頑張ってたから」
「……優しいね」
「恋人やからな」
ライは少し照れて笑った。
「そういうこと普通に言うのやめて」
「なんで?」
「恥ずかしい」
「かわいいなぁ」
「マナ!」
二人の笑い声が部屋に響く。
家族としての時間も。
恋人としての時間も。
これから少しずつ大切にしていけばいい。
ライはそう思った。