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『…千夏…?』
詩夏は絶望していた。
『大正解〜!お姉ちゃんだよ〜!思い出してくれた?』
『あ…ああぁ……』
『ちょ、ちょっと詩夏!落ち着いて!どどどどういうこと!?なんかーえ、そのー、ドッキリ?』
琴音が焦る。
『ほら〜、詩夏の親、行方不明じゃん?あれ、あたしが殺したの。』
ちながペラペラと不気味な笑みを浮かべながら自慢げに話す。
『ずっと醜かったんだよ。詩夏。』
詩夏、千夏幼少期
『お母さんっ!お父さんっ!見てー!テストで100点取ったよ!』
ぺたぺたと足音を立てながら 詩夏が笑顔で両親に駆け寄る。
『あら、すごいじゃない!さすが詩夏!』
『おお詩夏、また100点か。偉いなあ!』
詩夏は褒められる。嬉しかった。
嬉しいという感情以外、何も感じなかった。
『それにしてもあの子は…なにをしているの。勉強もせず遊びに行って…』
『そうだ。同じ学年だから同じテストを受けているはずだ。帰ったら点数を聞こう。』
0点。
テスト用紙には名前と0点という文字だけが書かれてあった。
『お前は一体何をしているんだ!千夏!』
『生まれてこなければ良かったのに。』
『別に詩夏ができてるんだからいいじゃーんあたしは遊びたいもーん』
そんな言葉を吐き捨て、自室に入っていった。
勉強以外も詩夏の方が優れていた。
ただ、友達とのコミュニュケーションが上手く取れていなかった。
『私もお姉ちゃんみたいになりたいなぁ。』
そう呟いた瞬間料理をしていた母親が怒り出した。
『何言ってるの詩夏!あんな子のは絶対なっちゃダメよ!』
『えっ、ただ友達が…』
詩夏は涙目。 怖かった。
『友達なんて、いらないから。人間関係は全て捨てなさい。』
『で、でも!私もお姉ちゃんみたいに友達と仲良くしたいもん!』
父親が帰宅する。
『あっ、ちょっと貴方…詩夏が千夏みたいになりたいって…今すぐ説得してちょうだい!』
『本当なのか…?詩夏。』
詩夏はお父さんならわかってくれると思った。
『うん!お姉ちゃん、学校でもいーっぱい友達いて、いつも楽しそうなんだよ!』
詩夏は笑顔を取り戻した。
その笑顔に両親は腹が立った。
『今すぐその意思を捨てなさい!何があってもあいつのようにはなるな。わかったな?』
父親も反対した。
そんな中、千夏が遊びから帰ってきた。
『外まで聞こえてるって。うるさいんだけど。なにしてんの?』
千夏が両親に言う。
その言葉は今の2人には火に油を注ぐような行為。
『全部、全部お前のせいだ!!!!』
母は持っていた包丁を千夏に向けて走り出す。
『えっ、』
グサッ
血がこぼれ落ちる。
『お姉ちゃん!!』
妹の叫び声が聞こえる。
お姉ちゃん