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狂い血 第2話
俺がここに来たのは、12年前。
俺は虐められていた。家族も、同僚も容赦なく殴ったり蹴ったり。死にたかった。でも生きてきた。俺には、光はないのか。毎日考えてきた。
でも、わかったんだ。俺の先に光はない。先に終わりはない。先にあるのは終わりのない未来。苦しくて、死にたくても、明日が来る。世界は酷いループの繰り返しなのだと。
なら明日が来る前に俺が死んでやろう。もう知らない。俺が死んでも悲しむのは俺を作ってくれた神様くらいだろう。死んでやる。
となると、ひとりで死ねる場所にしよう。裏路地とかいいな。
(そんなことを考えて晴一はコツコツと靴の音を立てながら、虚ろな目をできる限り動かして、暗い夜道を歩き、裏路地に向かいました。)
そして俺は裏路地にいくと……、
傷だらけの男がいた。思わず駆け寄った。青あざ、傷、たんこぶに骨折。
晴一「酷いな……、」
慌てて応急処置をとる。するとその男は泣き出した。
???「あり……が……と……、、っ、嬉しぃ……、」
俺は困惑状態だ。なんで泣き出す。理由を聞いてみると、「小さい頃から虐待されていて、助けてくれるなんて初めてだから」という。俺と、同じ。少し嬉しくなった。
晴一「俺もだ。」
???「ほんと……?」
晴一「……おう。」
???「友達にならない……?」
晴一「いいけど……。自殺する予定がぐちゃぐちゃだ」
???「ふーん……、もしかしてこの世界が嫌い?」
晴一「もちろん……。」
???「じゃあさ、闇社会で生きてみない?」
晴一「……は?」
こいつは馬鹿か。闇社会?厨二病か?何言ってやがる。違法だ。通報してやろうかな。仕事内容殺し屋だし……
???「殺すことで、命の大切さがわかるはずだ」
晴一「分かるのにもっといい方法ないのかよ…」
???「今の君にあった方法だと思うよ」
晴一「…嫌だな……。」
???「そっか、」
晴一「……でも、友達にはなって欲しい」
???「ちょっと食い気味だね?やっぱ気になる?」
晴一「……、」
???「図星〜w」
腹が立つ。なんだこいつ。でも、闇社会か……、気になるっちゃ気になる……、
???「あ、忘れてた。俺、白玉雅巳。好きなように呼んで〜」
晴一「……タマ。」
白玉「何?急に下ネタ?」
晴一「ち、ちげぇよ!あだ名だよあだ名……、」
白玉「じゃあお前の名前は?」
晴一「晴一……。」
白玉「tamaとHARU……かっこいい!」
やっぱり厨二病か……?ダークなの好きなんだな。
晴一「……お前といると楽しい。」
白玉「急にどしたの。」
でも、本心なんだ。楽しいよ、こんなに面白いこと、4年くらいぶり。
晴一「俺も……闇組織……入る。」
白玉「待ってました……」
なんだそのにやって顔。でも、今の俺は後悔してないよ。ここに入ってよかった。
今の俺は、ちゃんと馴染めてるよ。
最高の友達、見つけたからね。
狂い血 第2話 俺の居場所
〜人物紹介〜
白玉雅巳
年齢不明
殺し屋歴13年
性格︰お茶目、優しい。