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#原作無視
Akiha
5,272
ab.side
やっぱり天使界の空気とは少し違くて、ちょっと重い。
でも心なしか穏やかな気がする。
(来るわけ…ないよね)
雲の上に座って彼を待つ。
来るわけないって、そう思いながらも「もう一度会いたい」っていう気持ちが溢れて。
境界線の、少し灰色がかった空を見上げながらまだ小さな希望を消さずにいる。
(この風、結構気持ちいいかも)
境界線でも、悪いことばかりではないらしい。
その時。ふわり、と影が揺れた。
心臓が跳ねる
あの日と同じ黒い羽が、ゆっくりと風の中から現れた。
その姿は、どこか躊躇いがちで、まるで自分の存在を隠そうとしているように見えた。
漆黒の羽は光でより黒く輝いているし、白い羽先は繊細さも持っている。
それだけじゃない、顔立ちも一級品だ。
それなのに、まるで恥ずかしがるように身を隠すのはなぜなんだろう。
過去に何かあったのかな…
思わず息を呑む。
「ぁ」
夢中になって見つめてしまった俺に気づいた彼が、慌てて羽を広げた。
(飛んでいっちゃう…!)
勝手に体が動いた
「まっ、まって!く、、、ださいっ」
彼は驚いたように目を見開きながらゆっくりとこちらを向く。
「あ、えっと」
mg「あの日の……天使さん、」
「えっ?」
(覚えててくれたんだ…うれしいな)
覚えててくれただけ、それだけで胸があったかくなる。はっ返事しなきゃ
「はっ、はい!」
また赤くなってきちゃう…
mg「…また、来たんだ」
彼は、あの日より少し低い声で言った。
でも、その声はこの前と同じで優しさと少しの影が混じっていた。
俺の赤くなった顔を見せるのが恥ずかしくて、俯きながら頷いた。
「この前のお礼…言えてなかったから、」
「その、あの時はありがとう。」
やっと、背の高い彼を見上げられたからうれしいな
お礼も言えたし
そう伝えると、次は彼が俯きがちになっちゃった。
なんかまずかったかな…?
少しの沈黙が続いて、俺たちの間に柔らかな風が吹く
ん?ちょっと頬が赤くなってる?
照れてるってことなのかも、ふふっかわいいとこあるな~
mg「俺なんか、待つ必要ないのに、」
その言葉は、風よりも静かで、胸の奥に沈んでいくようだった。
「…」
「そんなこと、ないよ」
気づけば俺は一歩近づいていた
「助けてくれたあの日、本当に優しいなって思った。」
「誰かのために行動できる。それってとっても素敵なことだよ」
ぎゅ
「ね、よかったら名前、教えてくれない…?」
mg「蓮。目黒、蓮」
mg「あの、手、」
かっこいい名前だな~
って、手?
「あっ」
ぱっ
「ご、ごめんなさい!」
手、握っちゃてた
(はずかしいぃ…)
「俺は、阿部亮平…」
「また、会いに来てもいいかな…?」
…また沈黙が続いた
mg「うん。」
って言った後に、他のやつに見つかっちゃ駄目だよって続けた。
(よかったぁ、うれしいな)
ほっとしてたら誰かの声が響いた。
ru「めめー!」
kj「どうしたん?」
その声がすると、彼はハッとしたように俺をかくした。
mg「今日はもう帰ったほうがいい…またね、『天使さん』」
「うん。またね」
彼は天使と話すのが久しぶりなんだろう。いつか名前を呼んでくれる時がきたらいいな。
無愛想なんじゃなくて、不器用なんだろうな。あんなに優しいもん
まだ完全に心を許してもらうことは出来なかったけど、でも大きな進歩だよね。
彼と話すことができた。そのおかげでその日は一日中、心が温かかった。
continued…
コメント
5件

良かったね再開できて 何か隠している事があるのかな… 💚は嬉しい☺️ 🖤は素直になれない どうなるのかな 続き待ってます♪楽しみ😊
ああ〜〜〜もう待ってたよこの再会シーン!!😭💕 阿部くんが「来るわけない」って思いながらも希望を捨てずに待ってたところ、めっちゃ胸にきた…!そして蓮くんが現れた瞬間の心臓の跳ね方、こっちまでドキドキしたよ💓 しかも名前聞けて、手まで握っちゃう阿部くん可愛すぎるし、照れる蓮くんの「俺なんか待つ必要ないのに」って不器用な優しさも最高…!「またね」の余韻が切なくて続きが気になりすぎる!!次回も楽しみにしてるね〜!!🌸