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どーも
ところでみなさんイマジナリーフレンドっていますか?
私はいません。
どうぞ
はいみなさんどうも
早速ですが…
イマジナリーフレンドができました!
いえーい!ぱちぱち〜!
…はぁ、すこーし悩んでるわ。いや、結構悩んでるわ。それに元気でもないんだが。
登校中に何考えてんだ俺。きも。
まあなんでそんなお友達ができたと言いますと…俺は前の中学校で色々あってさぁ、大体の中学の時のクラスメイトが県内の高校行ったんだけど、俺だけ県外の高校に行ったんだよね。
そうなると友達がいないもんで…
悲しいことに1人妄想にふけってたんだわ。
そうしたら妄想の中に出てきたやつをめちゃくちゃ俺気に入ったみたいで。夢にも出てくる。
そこまではいいんだけど、最近ずっと横にいるんだよね。そんで話しかけてくる。
でも話は面白いしよく合う。
はっきり言って一緒にいて楽しい。
いなくならないでほしいとまで思ってる。いや俺結構重症だな?!
どんなやつかと言うと…
名前は『牛沢』
愛称はうっしー。
俺より背と声が低くて、なぜか伊達メガネをかけてる。それにチンピラ。でもそのくせ勉強はできる。一緒に住んでるって感じになってるから勉強は教えてくれる。ワードセンスが独特で話していて楽しい。あ、あと黒髪イケメン。
てな感じ。
結構設定凝ってるでしょ。
最近ちゃんと姿まで見えるよ。
俺もう呆れそうだよ。
「はあ、」
『よ、キヨ。どうしたんだよ。ため息なんかついてさぁ』
「別にぃ、うっしーには関係ないし」
『なんだよ、教えろよ。俺たち友達だろ?』
「うっさい、どっかいって」
『今日はツンデレだな〜』
「…ふん、」
ほら、こんなふうにいっつも話しかけてくるのよ。まあどこかに行けっていったら消えてくれるし、そこまですごいウザいってことはない。
でも授業中に話しかけてくるのはやめてほしい。時々爆笑しちゃうから。
それに、あの…恥ずかしい話するけど、自慰してる時に話しかけてくるのは本当にやめてほしい。マジで、何とは言えないけど。とにかくやめてほしい。
でも話は頭の中だけでできるし、声に出して話すことはあんまりない。いや嘘。結構ある。家に帰ったらもっとちゃんと話す。
はあ、どーにかなんないかなぁ、
と、考えているとたたたたっ、と走る音が聞こえてくる。俺が後ろを見ると同時に背中をドンっと押される。
「きーよくん!!」
「いたっ、って。なんだ、レトさんじゃん」
「なんや、俺で悪かったな。ぼっちのキヨくん?」
「うるさい」
せっかく話しかけてやったのに、と頬を膨らましているのはレトさん。俺が高校で唯一つくれた友達。レトさんも話は合うし、鼻にかかる声は聞いていて面白い。それいったら本人怒るけど。
「また悩める乙女の顔して。恋でもした?」
「してないって、毎回やめてよ」
「ごめんごめん笑」
「レトさんこそ今日は鼻声ひどいじゃん?花粉そんなに飛んでる?俺花粉症じゃないからわかんないわ、ごめーん笑笑」
「10倍で返してくるのやめろ。しかも鼻声じゃない!“華”声!!」
「どこが違うんだよw」
「結構違う!」
ぷりぷりと怒りながら足を早めるレトさんについていく。もうすぐ学校か、今日はあんまり話しかけてきませんように…!
「出席とるよ〜。キヨく〜ん。」
「はーい。」
学校なう。
今出席をとっているのはガッチマン先生。
俺のクラスの担任。みんなからガッチさんだとかお父さんとか言われてて、生徒と結構フレンドリー。 優しくて評判のいい先生だ。
おっとりとした声は聞いていて心地いい。
『なーキヨ。ガッチさん今日疲れてね?』
「確かに。てか今話しかけてくんな」
『なんで〜、暇なんだけど〜』
「今出席とってんじゃん。静かに」
『真面目だなーキヨくんは』
うっせ、
頭の中で呟くと不貞腐れたようにぶつぶつ何かを言い出すうっしー。朝からこんな重低音を聞かされると眠くなってくる。
うわ、周りからちょっと見られてる。あ、レトさんこっちみんな!マジでその顔やめて!
うっしーは俺のクラスメイトみたいになってる。当たり前にガッチさんのこと先生として見てるし、空いてる席に座ってる。休み時間は話しかけてくるし、俺の中ではレトさんと仲がいい。レトさんも妄想の中の人みたいになってる。やだやだ。
本当になんでこうなったんだ。
妄想もここまでくると恐怖じゃん。
一緒にいるのも当たり前になってるよ。
「誰か助けてくれ、」
『俺が助けてやるよ』
「…うるさ、」
〈俺がイマジナリーフレンドに悩まされる話〉
楽しいけど時間かかる。
さぁこれからキヨくんとうっしーの関係はどうなっていくのか…
続くかもね