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じゃあ書き直してみますか 魔理沙 ーーーーーーーーーーーーーー
背中が生暖かい。 どこか、暗く,長い道を流れるような感覚。
昔,小さい頃川に流されてしまったことがあった。あの感覚。
『……やっぱり、この世界もこんなものか』 ぼんやりとした意識の中で,そんな声が,聞こえた気がした。
ぼやけた視界に映る赤黒。その少女はにこりと笑ったように見えた。 …霊夢………霊夢?私は、、、。
「……っ!!」
目を覚ますと,そこには見慣れたようで変わり果てた,赤黒い森があった。
あのどんよりと暗く沈んだ葉ではなく、暗く沈んで赤く染まった葉。森の奥から、様々な気配を感じる。
かさかさ、、、、などという音ではない。
じゅうっ、、、、、くぷ、、、、という、液体のような何かが這いずる音。
体を起こそうと腕を動かすも,力が入りにくい。 両手を使い、よろよろと立ち上がった。 私は何をしていた?過去に自分を、記憶の中から書き出そうと思考する。 霊夢のところに行って、買い出しをして……それから…から……
『踏んじゃった?』
「…なんだ、あいつ」
少し息を切らしながら呟く。
少なくとも、あいつは正気ではなかった。…あの赤黒い瞳が,より一層濃くなった気がした。直感で、命の危機を感じた。何の意思もなくあらわれ、すべてを飲み込むあれが、霊夢を飲み込んだとでもいうのか。
辺りを見渡すと,そこにはあの濃い瘴気漂う湿った森ではなく、赤く鈍り,黒く染まった森があった。鉄臭い匂いが鼻を裂く。あまり慣れない匂いに顔を顰め,辺りを探索することにした。
歩いていても、立ち眩みがやまない。いつの間に変わってしまったのか。 あたりは生き物の体液とも言えれば、そうでもない 何か が蠢いていた。
「うおあっ!?」 うっかり踏んでしまった。すると、まるで興味を持ったようにそれはこちらへ伸びてくる。
とっさに身をひるがえして、その触手を振り払う。
なんだ。なんなんだよ。 ここは、私の住んでる森なのか?
歩いていくとともに、目の前に何かが近づいてくる。 それはあの時弾幕を交わしたろくろ首にそっくりだった。いやそっくりなんてものじゃない。 そのもの。 その姿は以前とはかけ離れていた。
雰囲気も何もかも全てが歪み、頭五つが宙に浮き,首のあった場所に風船のようにつながっていた。裂けた顔でこちらを見つめて来ている。
ジワリと、あの時のように近づいてくるそいつは、寂しそうに見えた。
「…赤…蛮……k」
「あ、、、?」
そいつに伸ばしていた腕に、激痛が走った。 息をつく間も無く、そいつの顔が近づいてくる。
「あ……」
やばい。こ、、、、ころ、、、あ、、、。 まずい、まずい!
気づけば勝手に体が走り出していた。 腕に裂け目が走り,激痛が走る中、足をただ前に、後ろにして。
匂いで頭がくらくらする。これは異変だ。 解決しないと。首謀者は…。
とたんに吐き気がこみあげてくる。腕の切れ目がうずいた。 息が苦しい。ひりつく。
「…ゔぉえっ……あ゛……ぐぷっ」
数百メートル走った先で,今の今までの短期間で一気に詰め込まれたストレスが,津波のように押し寄せてくる。 口から漏れ出した体液は、胃液とも,朝食とも,血とも……あいつらの中身とも違う何か。そもそも体液なのかすら怪しい。
ばっと振り向くと、そこには見知っていたはずの顔がゆがんで襲い掛かってきていた。 いつの間に増えた狼と、クラゲのような魚が声とも悲鳴とも取れる声を上げて追いかけてくる。 全員見知った顔な気がする。 その面々が、こちらに牙を向け、糸を、血管を、骨をのばしてくる。
まずい。
一瞬時間が止まったような感覚に陥って、呼吸が荒くなる。寒い。のどがひりついて、声も、悲鳴も出ない。 その時に見た景色は、あの時材料採集した森とは似ても似つかない、地獄のような景色だった。
生えていたキノコは腐り落ち、赤黒い脚のようになっている。木の幹も、ところどころから目玉がのぞいていた。 その途端、恐怖が湧き上がってくる。
死にたくない。
そう思った途端、私は無理くり立ち上がり,箒に乗って飛び上がる。あいつらはついてこれていないようだった。 そのままアリスの家へ向かう。
どうか、あいつだけでも無事でいてくれ。
どうか……。
???
ーーーーーーーーーーーーーーー
「あんた、ずっとそこから見てるつもり?」 目の前のテーブルに座るそいつに文句を垂らすと,そいつはイタズラっぽく口角をあげ、私に向き直った。
「ええそうよ?私が手を出しては仕方がないでしょう。それに、そうしてしまったらあなたの目的にそぐわないでしょう」
淡々というそいつは、あの時から変わらない。 むかつくけど、すべてを知っている顔。
「…制御できなくなっても知らないわよ」
あきれて声を漏らす。もうすでに大惨事らしいが。
「わかりました✨…まぁそれはそれでいいシナリオになった世界もあるけどね」
どこか明後日の方向を見て恍惚と語るそいつ。 その顔を見て、ふと昔のことを思い出した。
そいつは、私の世界が壊れたあの日,その世界の残骸に現れた。
『大丈夫、この世界を救おう』
なんて甘言、なんで乗ってしまったのか。
でも,今となっては後悔していない。 こうして集めていけば、全てが元通りになる。 全て。
………… そいつは思い出したように何かの破片を取り出した。 そして、その手をこちらに向けてくる。
「霊夢、食べてもらっていいかしら」
「あ?、、、、いいけど」
断る理由もなく、その手からそれを奪い取る。
そして口に投げ込み,パキリと割った。
懐かしい味。
弾けるような感覚。
その欠片は中に入り込んで、どこかへ芽吹く。今頃あいつの家近くに芽吹いた、、、はず。
すると、そいつがくすくすと口をおさえてこちらを見た。
「……やっぱり、あの子が忘れられないのね」
「黙れ」
あの子の話をすると、私が憤る声尾を無邪気そうに玩具にするそいつの顔が、嫌いだ。
「ふふ…………まぁ、頑張りなさいな」
そいつはその手を拭って、どこかへと溶けて行った。
私も行かないと。
「………なんでもいいのか……カケラなら 、、、、、そもそも、欠片が集まって、、、なんになる?」
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終わり!! キャラ設定とかは……そのうち出す()