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千冬ver.


すぐに服を着替えて、洗面台にあったカッターを持ち

風呂の窓を開け、

力を振りしぼって身を乗り出す。


________ドサッ、


ーー千冬「ぅ、っ、、」

何とか脱出、、ここからどう逃げるか、、

携帯もない、そんな遠くには逃げれそうにない、

家の場所も分からない、

そもそもここが何処なのかも不明なのに、、

人目を避けて、知らない場所に、、、




三ツ谷ver.


遅い、、、遅すぎる、、、。

もう30分は経ってる、それに、呼びかけても返事がない、、

最初はみんな「怖がってんだろ、」って思ってたけど、

さすがに怪しく思えてきた。

この空気を察したのか、マイキーがドアを開けるが、

ーーマイキー「…逃げたか、」

そう呟き、こちらに向いて

ーーマイキー「…そんな遠くに入ってねぇはずだ。」

「バイクは乗らずに、静かに移動しよう。」

ーーみんな「了解。」


みんな八戒の家を出て、周りを見渡し、

てわけして探すことにした。


Aチーム

ドラケン、武道、八戒


Bチーム

三ツ谷、マイキー、アングリー、スマイリー


Cチーム

パーチン、ぺーやん、春千夜、


Dチーム

綺咲、半間、


Aチーム

ーー八戒「どこに行ったんだろ、」

ーー武道「急にパニックになったら何が何だか分からなかった、」

「初めてだよ、あんな千冬を見たの、」

「なんだかんだ言って頼もしかったから、」

「今の千冬はまるで人間不信みたいで」

「……怖くなった、、」

元気だったはずの彼が、イタズラっ子で、しっかり者のアイツが、

あんな急変して、

あんなにも笑ってくれた、あんなにも支えてくれた、アイツが、あんな顔すると、

「千冬は大丈夫。」「千冬が居てくれる。」

「千冬は、分かってくれる。」「信用してくれてる」

それが全部崩されて、俺の中の千冬が崩された、

取り乱してる千冬の顔は絶望のような、まるで俺たちが化け物のような目をしてた。

恐れているのは俺たち仲間で。

共に戦った仲間でさえあの状態、

何をされたのかは怪我を見ればだいたい把握できるが、

確実では無い。

未来ではあいつは居た。生きてた。

死ぬことは無い。死ぬことは無いんだ。

ーードラケン「…千冬がいきそうな場所、、」

「あんま関わった事ねーから、よくわかんねぇな、」

ーー八戒「さっき、マイキーくんから地図が送られてきましたよ!」

「Aチームは東部を捜索らしいです!!」

ーー武道「了解!!」

千冬、お前の芯はちゃんと生きてることを祈ってるから!



Bチーム

ーーマイキー「……。」

マイキーがずっと黙ってる。河田兄弟も喋らねーし、

この空気が思い、、

みんな焦ってんだ、本気で。

千冬が千冬でなくなりそうな千冬を見てしまったんだから、

今の千冬は普通じゃない。

見ていてこちらも辛くなる。

どうして場地は信じていたはずの千冬を裏切ったのかも分からない。

場地本人もこの前あった時とは別人に変わっていたのをはっと思い出した頃にはもう遅かった。

みんなきっと、どうしてもっと早く気づいてやれなかったんだろう。

悔いが残り中、1人ただみんなをリードして進んでいる。

それがマイキーだ。マイキーは千冬を見て、何を思ったのか、

怒り、悲しみ、憎しみ、恨み、何を思った??

ーー三ツ谷「マイキー。」

ーーマイキー「…どうした。」

ーー三ツ谷「千冬を見て、どう思った 、?」

ーーマイキー「…色んな感情がありすぎてわかんないや、」

「場地はこんなヤツじゃなかったのに、」

「目を離した隙にいつしか知らない場地でいて」

「それに気づかずにずっと呑気に過ごしてた。」

「急変した場地に壊された千冬、」

「壱番隊の奴らはもう先にそれに気づいてた。」

「壱番隊に隠される秘密。」

「…簡単に言ってこんなの事件だよ。」

ーー三ツ谷「…場地のこと、憎いか?」

ーーマイキー「…どんなにひでーことされても、」

「殺意が湧いたことなんてねー。」

「ダチはダチなんだ、」

「そう言い聞かせるのに精一杯、」

ーースマイリー「…、、でも、こんなことされて、何もしねーのは可笑しいだろ?」

ーーアングリー「そりゃそうでしょ。」

「何かしらの罰が(((」

ーーマイキー「んなもんねーよ。」

その言葉でスマイリーも、アングリーも、俺も、

時が一瞬止まった。

ーー三ツ谷「なんでだよ!?」

ーーマイキー「……元のアイツに戻せば自分でなんとかする。」

「それが場地。それに、戻ればきっと、」

「千冬も戻る(((」

ーー三ツ谷「戻るわけねぇだろ!?」

「お前も見ただろ!?精神ぶっ壊れてんのにどーやって((」

ーーマイキー「ごめんな、」

この時のマイキーの表情に、俺は何も言えなかった。

言葉を失った。

なんで、お前が謝る、?

なんでそんな顔をする?

違う、俺もおかしい。

俺も焦っているせいで気が短くなっていた。

ーー三ツ谷「…ごめん、マイキー。」

ーーマイキー「いーんだよ、俺も変なこと言ってんのも分かってる。」

「それでも、アイツなら、」

そう語るマイキーの目は何を思っている目なのか分からなかった。

ただ、静かな目だった。冷静さを保っている。

ーーアングリー「とにかく南部行こ。」

俺は押し入れの人形。

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コメント

16

ユーザー

気になるぅぅぅぅ!!!! 千冬どこいったのぉぉ?!

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