テラーノベル
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前回のりょつ目線です。
愛重めりょつ。少しキャラ迷子。
地雷は↩︎
fjsw side
「藤澤さん!今日の撮影も素晴らしかったです!」
名前も覚えてないような、あまり関わりのないスタッフに声をかけられる。
驚いて固まってしまったが、急いで笑顔を作り藤澤涼架を演じる。
「ふふっ、ありがとう。皆さんがたくさん努力してくださったからですよ。」
「!ありがとうございます!この後、打ち上げをするんですけど、よかったら、?」
「あー、すみません、この後メンバーで集まりがあって、」
機嫌を損ねないよう、ふわっと断る。
「そうですか、」
「すみません、」
「!いえ!また、良かったらご飯いきたいです!」
「ぜひ」
本当に僕が一緒にご飯に行ってくれると思ったか、と考えながら愛想笑いでその場を去る。
さっきからじっとこちらを見つめている彼の方を振り返る。
スタッフを睨みつけた後、僕を見て笑顔になる君が愛おしい。
「帰らないの?」
そう問うと、彼はすっと立ち上がり「もちろん、帰るよ。準備できた?」とエスコートするような仕草を見せる。
僕の前ではかっこよくいたいと、顔を真っ赤にして伝えてくれた昔の君を思い出しながら、答えの代わりにそっと耳元で囁いた。
「ねえ、僕さ、今日をずっと楽しみにしてた。」
君は驚いたように僕を見たが、僕の視線に耐えられなかったのか、ふいっと顔をそらし僕の手を引っ張った。
隠しているつもりかもしれないけれど、耳が真っ赤になっているのでバレバレだ。僕は思わずかわいいなぁと呟いた。
車に乗り帰っている間、彼はなにかをもんもんと考えているようだった。
その難しい顔にキスを落とすと、君は呆れたような顔で僕を見つめた。
そしてマネージャーに、涼ちゃんも俺の家ね、と告げて僕の手に指を絡ませた。甘い夜になりそうだ。
家に着いたとたん、寝室へと引っ張られて押し倒された。
僕の待っては聞かず、喰われるようなキスをされる。
もうすでに僕のものも、君のものも反応していて、
狩りをする猛獣のような目をしている君を止めることは不可能だと察し、身を任せた。
ぐちゅ❤︎ぱんぱん❤︎ぐちゅ❤︎
「ぅあ、やっ、んぅ、」
「きもちーね、りょうちゃん?❤︎」
「はぁ、//きもちっ、ぁぅ❤︎」
昔は君の目が少し苦手だった。僕の心の中まで見透かすような目が。
でも、いつからだろう。君に見つめられることに喜びを覚えたのは。君の隣に立てることに優越感を感じるようになったのは。
「はー、かわい、」
前髪をかきあげ、妖気に微笑むその姿に、目が釘付けになる。
そんな僕を見て、愛おしそうに目を細め、腰の動きを再開する。
ぱんぱん❤︎ぐちゅ❤︎ごちゅ❤︎
「あっ、ぅあ、いっちゃ、❤︎」
「っ、俺もいきそ、/」
苦しそうに顔を歪める君に、愛を囁く。
「も、ときっ、すきっ❤︎」
「っ、俺も、愛してるっ/でるっ、」
「ぁあ❤︎んぁ、んぅ、」
快感に浸っていると、君が横に来て優しく僕を抱きしめた。
「ねぇ、涼ちゃん。ずっと大好きだよ。だから、絶対に俺を置いていかないでね?」
普段はあまり聞かない、弱々しい本音に本能的に君を抱きしめる。
「絶対置いてかないよ。ずっと一緒って約束したでしょ?」
君はにこっと笑って、安心したのか静かに眠りについた。
君のあどけない寝顔に、自然と口元が緩む。
一目惚れだったのは僕も同じ。じゃなきゃ名前も知らないような人に、のこのこついていくわけないじゃない。
ずっとこの感情に気づかないふりをしてきたけど、蓋を開けたのは紛れもない君でしょう?
気がついた時には、君の罠からもう抜けられなくなってたんだもん。
だから、ちょっとくらい君が嫉妬するように、周りを誘惑してもいいでしょ?
そして責任もってずっと僕のことを愛してね?離したりしたら許さないから。
でも、もし元貴の世界に僕がいらなくなったら、君の手で殺してほしい。
「ん、りょうちゃ、すき」
寝言で君が呟く。
ああ、君も本当に『ずるい』。
みぐり。です。
めちゃめちゃ長くなってしまった。でも大満足です。
普段は無自覚天然りょつを書くんですが、どうしても大人で魅力があると自覚しているりょつが書きたくてこうなりました。
2人とも愛重くて、共依存。こういうの大好き。
リクエストも受け付け中です!最後までお付き合いありがとうございました。
コメント
1件
はぁ😭りょつ受け書いてくれる人少なくて自分で書いてましたが最高です😭もし良ければ定番だけど誘い受けとか書いて欲しいです😭