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私と鐵腸さんの出会いは普通と言えば…普通だった。
中学校の入学式の日。私は迷っていた。
「最悪です…」
ここは…何処なんですかね。校舎裏とかですかね。どうしましょうか。スマホなどども中学校は禁止で持って来ていませんし。
「ンー…」
「まぁ、歩いてたらいつかつくでしょう」
……。全然つかない!!誰ですか、歩いてたらいつかつくとか考えた人!!まぁ、私ですけど!!
「ん?こっちのほうから声が聞こえますね。行ってみますか」
「好きです!付き合ってください!! 」
そこには、二人の人がいた。一人は、告白してる側の人で黒い髪でもう一人ほどではないが整ったというか、可愛い顔の人。もう一人は、告白された側であろう人がいた。その人は、通りかかった人が3度見するぐらい顔が整っていた。その人こそ、鐵腸である。
うわぁ…。告白現場だった…。こっちに来るんじゃなかった…。
「すまない。君とは付き合えない」
と、鐵腸が言った。
「っ、どうしてですか」
「俺が君を好きじゃないからだ」
すごくハッキリ言いますね。あの人。
「すっ少しだけでもいいのd」
告白したほうは、断られたにも関わらず諦めようとしなかった。その時、
パキッ
条野が落ちていた木を踏んでしまった
「あっ」
「えっ」
「ん?」
二人が条野のほうを見た。
最っっ悪!何でこのタイミングで!!
くっ!仕方ないですね…。
走りますか。
ダッ、と条野は逃げ出した。
モブ(えっ…。いや、走るの速っ!てゆうかさっきの人すごくカッコよくなかった?!)
ダッ、と鐵腸も隙をついて逃げ出した。
「?あれ?!鐵腸さんは?!に…逃げられた…」
フゥ。ここまでくれば大丈夫ですかね。
ガヤガヤ、と近くから音が聞こえ始めた。
あっ。あっちのほうに人がいっぱいいますね。こっちが正解でしたか。ついて良かったです。
教室に入り、入学式が終わった
「やっと終わりましたか。長かった。」
「あのっ!消しゴム落としましたよ」
と、条野に話し掛けてきた。
「え?ありがとうございます。えっと…」
「あっ、立原です。立原道造。1年間よろしくお願いします」
「私の名前は条野採菊です。よろしくお願いします。」
「はい!」
いい人そうだな…。
「あっそうだ。一緒に桜の前で写真を撮りません?」
「いいですよ」
その後、条野は立原と写真を撮って一緒に帰った。
次の日
「立原さん、おはようございます」
条野は、教室に入り立原を見つけ、声を掛けた。
「条野さん!おはようございます!」
「?何を見ているんですか?」
立原は、何かパンフレットのようなものを見ていた。
「これですか?これはこの中学校の部活の一覧です。小学校の頃からの先輩に渡されて」
「そんなんですね。立原さんはどれにしたいとかありますか?」
「うーん。バスケ部か剣道部で迷ってます。条野さんは?」
「私は剣道部ですかね」
「決めるの早いですね」
「まぁ、小学校の頃からやっていたので」
「えっ?!そうなんですか!以外です」
「以外は失礼ですね」
「すいません。」
「別にいいですよ」
給食も終わり、昼休み
立原はまだ悩んでいた。
「うーん。どっちにしようかな…」
「まだ、決めてたんですね…」
「はい…。でも、全然決められなくて…」
「どちらの部か見学してから考えてみては?」
「!いいですね。ありがとうございます!」
「そんなに感謝される事ではありませんよ」
「あの…」
立原は、ひどく迷った様子で言った。
「どうしたんですか?」
「えっと…タメ口で喋っても…いいですか?」
「!いいですよ」
ニコッ、と条野が笑った。それはもう、美しく。
バタンッ、と教室の数箇所で音がした。
何人かのクラスメイトが条野の笑顔にやられてしまったのだ。そして立原は
立原(条野の笑顔の破壊力がやばい…。やられないように気をつけよう…)
と、心に誓うのであった。
放課後
「立原くん!」
条野が何処か嬉しそうな様子で言った。
「?条野!どうした?」
「今日、剣道部の見学が出来るらしいですよ。一緒に行きませんか?」
「おう!」
つづく
あとがき
ここまで見て頂きありがとうございます。立原くんのタメ口がおかしいかもしれません。条野もタメ口にしようかと思ったんですけど、条野は原作で年下の立原にも敬語だったので敬語のままにしました。後、鐵腸さんがあまり出てきていませんでした。ごめんなさい。クラスメイトということで立原くんのほうが条野さんと喋る事になるかもしれない(もうなってる)のでその時は、ごめんなさい。では、次回また会いましょう。ヽ(・∀・)バイバーイ