この作品はいかがでしたか?
2,777
この作品はいかがでしたか?
2,777
黄「……あの、理科のレポート提出今日までなんですけど。」
「あと30分。大丈夫?」
放課後、夕暮れ色に染まりきった教室で俺が一人ポツンと仮眠を取っていると、
規則正しい服装の男に話しかけられた。
…確か、生徒会…会長なんだっけ。
真面目そうで、いかにも優等生。
自分が1番正しいみたいな顔しちゃってさ。こういう人が1番嫌いなんだよね、俺。
だけど俺はいわゆる“陰キャ”ってやつで、誰かに嫌味を言えるほど強くないので
赤「……ぁ、大丈夫。、です、」
「自分で出すし、。」
なんて、聞こえないくらい小さな声で返しておいた。
黄「いやっ、でも僕係だし、まとめて出しちゃうから貰うよ?」
「終わってないなら手伝うしさ!」
理科は得意なんだ、と自信に満ち溢れた瞳で言われた。うざい。なんで俺みたいなのに構うんだろう
話しかけないでオーラを放っているつもりが、コイツは良くも悪くもフレンドリーすぎるらしい。
黄「それに、赤くんいっつも一人でいるからさ、ちょっと話してみたいんだ。ふふ、」
「ね、一緒にどう?」
「僕も今日暇だし…」
赤「っ大丈夫だから!!」
黄「んぇ、」
赤「……ぁ、えと」
赤「自分でできるんで…放っておいて大丈夫です、」
しつこく来られるのがうざったくて、つい大きな声を出してしまった。
会長さんも、驚いた顔でこちらを見つめてる。
赤「……ごめんなさい、そういうことなので」
「もう、行きますね」
なんだか気まずい雰囲気になっちゃった。
逃げるようにして教室を去った
黄side
普段から生徒に慕われ、先生からの信頼も厚い生徒会長。それが僕。
関わる人全員にいい顔して、自分でも自分を引いているぐらい。
そんな僕が最近気になっているのは、クラスメイトの佐伯赤さん
いっつも1人で、教室の隅で机に突っ伏してるけど、あれは絶対にかわいい顔してる。僕の勘がそう言うのだから間違いない。
…真面目優等生な僕だけど、やっぱり男だし、かわいい子には手を出したくなる。
だから、提出物を話題に、彼に話しかけてみた。
が、グイグイ行くのが苦手だったらしく、全力で拒否られて逃げられてしまった。
黄「……はあ、」
残念。また明日もう一回話しかけるとして、今日はもう帰ろう。
そう1歩足を踏み出した時、とある1枚の紙がおちていることに気がついた。
放課後清掃が終わったばかりだし、ゴミは無いはずだけど。
拾い上げて、僕は息を飲んだ。
赤side
『うんうん(((o(*゚▽゚*)o)))、昨日はとってもよかったよ♥️♥️また頼むね。次までにお金貯めておくよ!😍』
家に帰り、スマホを開き
昨日の客から来た絵文字ばかりの連絡に返信しながら身支度をする。
…単刀直入に言うと、俺は体を売っている。
売春、ってやつ。
最初は抵抗があったものの、いまはえっちも別に嫌じゃないし、
高校で上京し、親からの仕送りだけでやりくりすることも、欲しいものは買えないしで窮屈だった。
ちょっとかわいい声で鳴くだけで欲しいものが買えるなんて、美味しい話
無視する方が馬鹿だとすら思う。
今日の依頼は20時からだった。
駅前で待ち合わせ。
会ったことも無い知らない人だけど、顔を合わせたその瞬間から数時間は、その人の彼氏。
私生活でコミュニケーションを全然取っていない俺だけど、この仕事のおかげで何とか話す能力は養われている
青いジャケットに、帽子。
あの人かな。
赤「……こんにちは、赤です!」
「…こんにちは。」
赤「先にお金だけ、貰ってもよろしいですか
ね?」
「ぁ、はい。」
封筒に入ったお金が渡された。なんだか少し、多い気もする。
たまにいるんだよね。個別でチップをくれるお客さん
付けてるブレスレットも高そうだし、今回は当たりかも。
沢山貢いでくれるお客さんには、いつもより甘めにサービスする
今この瞬間から、この人の彼氏。
今までの経験で作った、計算しきった笑顔で彼の手を取り、ホテルへと向かった。
ホテルに着いて、荷物を置いたりする。
いつもより断然高そうなホテルで、未成年の俺が入っていいような所ではなさそう。
騙している罪悪感と背徳感でゾクゾクした。
「……ふー、」
一息をついて、お客さんが帽子とマスクを取ろうと手をかけた
今まで顔が見えていない状態だったし。どんな顔なんだろう
赤「っ……ぇ、……、?」
マスクを取った素顔
それは、紛れもなく今日会話した
会長だった。
黄「全く、悪い子だね。」
くすっとイタズラに笑いながら、会長はとある1枚の小さな厚紙を見せてきた
それは俺の名刺だった。
黄「教室に落ちてたんだよ。学校にコレは持ってきちゃだめでしょ。笑」
赤「な 、なんで、」
「っホテルは!?未成年でしょ、?」
黄「……年齢なんて、今どきどうとでも言い訳つくよ」
黄「いいですか?あなたがどういう理由でこの仕事しているのか分からないけど、」
「知らない人と時間を過ごすって言うのは、こういうケースも安易に想像出来るはずなの。」
黄「……ねえ、これで襲われてさ、監禁とかされちゃったらどうするの?」
冷や汗が止まらない俺に、怒った表情で問い詰めてくる
黄「……今回が僕でよかったね。」
「怖いことが起きないうちに、この仕事は辞めるんだよ。」
赤「……っ、ぅ、ぇ泣」
バレてしまった恥ずかしさと、叱られたこと、晒されるかもしれないことの怖さ、色んな感情が混ざって、涙が出てきた
黄「…どうして泣くの。」
「ねえ、一応僕客なんだけど?」
急に近づいてきたと思ったら、壁に押さえつけられた
赤「ぃ゛!?、ッ」
黄「御奉仕、してよ。」
赤「ぁあ゛!?♡♡ッぁ゛〜〜っ♡」
黄「気持ちいいね。甘いね。」
「今まで気持ちいの教えてくれる人いなかったのかな。」
なにこれ。なにこれなにこれ
脳が壊れるみたい
火花がバチバチと飛んで、涙で歪んで、もう視覚が機能していない。
口からは溢れるように汚い喘ぎ声が出てきて
気づかないうちにも何回も達していると思う
赤「ぉ゛ー、ッ、お゛?♡♡」
あまりにも早い動きに息が吸えなくて、はひゅはひゅと音を鳴らしながら何とか口で酸素を取り込もうとするも、キスで塞がれてしまう
ちゅッ、んちゅっ、くぢゅ♡
赤「ん゛ッ、ぁぐ♡はぁっむ、♡♡」
あまりの快感に、自分だけの力では耐えきれずに彼の背中に手を回し、ガリッと爪を立ててしまう
黄「いて、こら。爪立てないの。」
「手錠されたいの?」
赤「ゃら゛ッやだっ♡♡」
「ぎゅっ、ってしないと、しんじゃッ おほ゛ッ!?♡♡」
黄「ん、じゃあ手繋いでてあげるね。」
「その代わりもう少し奥行かせて」
赤「ん゛ッ、!♡は、も、はいんないよぉ゛ッ♡♡泣」
奥の、そのまた奥をも
彼は責めようとしてくる
ぬぷ゛……ごぽっ♡♡
黄「ッ、ふー、ここ、」
「S字結腸…… オトコの娘のぽるちおだよ♡」
赤「〜〜〜ッ!?♡♡ぁ゛、ぁ……゛?へ、」
結腸に入る音が妙に大きく聞こえてきて、自分でもよく分かるぐらい長く、深く達した
やばい、これ、ほんとにやばい。
黄「んふ、なかぎゅってなった。気持ちいね?なんもわかんないね。」
「可愛いよ」
赤「わかんな、ぁ゛?ぁ……ぉ゛ッ♡♡」
ばかになる。嫌いな人間に犯されて
気持ちよくなっちゃってる……♡♡
赤「りぃぬのナカ、ッへ、゛♡♡」
「かいちょ、の形おぼえるっ!♡♡」
黄「うんうん、覚えて、依存して」
「僕だけでしか満足出来なくなればいいよ」
赤「ぁ゛いく、ッぃぐい゛くッ♡♡」
「いっちゃぅ゛、は、ひゅ、ぁ……♡」
赤「〜〜〜〜〜ッッ!!♡♡」
腰を反らし大きく達し、潮を吹いて
俺の意識は途絶えた。
はずだった
赤「ぁ゛ッ♡……ぇ」
黄「おかえり♡」
「お客様を満足できないなんて、メイド失格ですね」
黄「んまあ、もう僕としかやらないしいいんだけどね。笑」
赤「な、で、おわり゛は、?゛」
黄「終わり?なんでよ、僕イってないでしょう?」
「ぁー、大丈夫大丈夫。すぐ終わらせるから」
「赤は喘いでてね」
コイツ、ダメだ
腐ってる
それでも、俺は堕ちるんだ。きっと
赤「ぁ゛〜〜〜!?♡♡」
「はッ゛、ぁ゛はぁッひゅ」
黄「んふ、かわいい。」
「ほら、休んでる暇ないよ」
「次はお掃除フェラ、上手にお願いね。」
赤「は、……」
「はひッ゛♡♡」
こんな仕事、しなければよかった
一瞬の気の迷いのせいで
少しの欲望のせいで
身体ごと、支配されてしまった。
END
深夜投稿失礼します
ちゃっかりコンテスト用です。多分
よろしく願います
コメント
31件
黄くん、もうちょっとぐちゃぐちゃに攻めてもいいy
好きすぎて禿げそうです… ブクマ失礼します!
やばい…めちゃくちゃ好きすぎるし最高です( ´ཫ`)フォロー失礼しますm(_ _)m