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正彦はテスト準備をしていた。
「加藤先生この中間テスト期間で生徒達の成果が試されるわね。」未仏はニヤリと笑った。
「彼らが成長してるのを祈るしかないですね。」と持ち前の爽やかな笑顔で言った。
教室に入り紙を配布した。
「何個答えるかなぁ。」
「全部答えるんだぞ。」正彦は女子生徒の頭を撫でた。
「まさりんそれセクハラぁ。」チャラい男子生徒がからかった。
「そうだったなそれは始め!」生徒達は黙々と問題を解いていた。
「やっと解けたー!」
「亜紀がドベか。」正彦の言葉に亜紀は頬を膨らませた。
「怒るなよよく出来た。」
正彦はニコッと笑った。
職員室に戻り採点をした。
「皆それぞれ違う意見を書いてますな。」理科教師の三鷹は扇子を煽りながら答案用紙を覗き込んでいた。
「より一層生徒達の成長や心理を知れるから良いんですよ。」
三鷹はほの口にして頷いた。自宅に帰ると明美がカレーを作っていた。
「お帰りあなた。」
「彼奴らはまだか。」椅子に座り麦茶を飲んだ。
「ええあの子達は公園で遊んでるわ。」明美がカレーを机に置いた。
「ただいま。」
「ただいま。」子供達の声が聞こえた。
「お帰り公園どうだった?」
「父さんすんごく楽しかったよ。」
「うわぁカレーだぁ。」子供達は無邪気な笑顔をした。
「恵子には大好きな星型人参入れたからね。」
「ママ天才。」恵子の目が輝いていた。
「生徒達一生懸命解いてたよ。」
「そう良かったわね。」明美は正彦の口についたごはん粒を取った。家族団欒しているとけたたましくドアを叩く音が聞こえた。開けるとボロボロの亜紀が立っていた。
「亜紀ちゃんどうしたの!?」
「ご…強姦に襲われて。」正彦は亜紀の涙声を聞いて外に飛び出し強姦犯を探した。
「何処に居るんだ。」遠くで身を潜めているのを発見し引っ張り出した。
「お前俺の生徒に…!」
「あんなミニスカで歩いたらムラッとくるだろ!」明美は亜紀を家の中に入れた。
「すみません奥さん。」
「良いのよはいお茶飲みなさい。」子供達は壁の隅で怯えていた。
「明美犯人は警察署に突き飛ばしたよ。」
「あなた怪我無かった?」
亜紀は正彦に密かに恋心を寄せているのでバツが悪いのか
「私帰るね。」と家を出た。
「待って亜紀ちゃん家まで送るわ。」明美は亜紀の腕を掴んでなだめた。
「奥さん良いんです私平気だから。」
「危ない目に遭ってるのよ。」明美の真剣な目に負けた。
「私加藤先生とは小学校からの付き合いなんです。」
「そうなんだだから主人は亜紀って呼んでたのね。」明美の笑顔が輝いて見えて亜紀は劣等感を味わった。
「奥さんには敵わないや私の家此処だから。」
「気をつけてね。」自室に入りベッドにだいぶした。
「奥さんみたいな女になりたいなぁ。」とボヤいた。