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遅くなってしまい、申し訳ありません…🙇
ようやくできました第三話!!
それでは、どうぞ!!
ある日の放課後…
小坂「ねぇ夜市君。」
「ん?」
小坂「これ、先生のところに持ってってもらいたいんだけど…」
「いいけど…これ持ってくのって小坂の係じゃなかった?」
小坂「そうなんだけど、今日美容室の予約入れちゃってて…ホント、ごめんね…」
「そっか。分かった。じゃあ、僕が持ってくから、小坂は急ぎな。」
小坂「うん!ありがと!」
そう言って小坂は足早に教室を後にした。
「……じゃあ、持ってくか。」
「はぁはぁ…意外と重いな…これ…。職員室も遠いし…。疲れる…」
小坂に頼まれた大量のノートを両手で抱えながら、自分の教室から一番遠いであろう職員室を目指した。
「ふぅ…やっと着いた…重かった…」
ガラガラ
「失礼しまーす。若林先生いますか?」
僕は担任の若林正恭先生を呼んだ。
若林「ん?夜市、どうした?」
「えっと…小坂さんに頼まれて、ノート、持ってきました…」
若林「“頼まれて”…?まさかお前……
“パシられ”てんのか?…大丈夫か?」
「え…?」
予想外の返答に僕は驚くしかなかった。
「い、いや、何言ってるんですか!小坂さんは今日、美容室の予約があるんです!だから僕に頼んだんですよ…」
若林「あぁ。悪い悪い。最近いじめがどうとか色々あんじゃんか?だから、まさかと思って聞いてみたんだが…
気を悪くしてたらすまなかった。」
“頼まれた”ってだけで“いじめ”って…
「い、いえいえ。あ、これ、どこ置けばいいですか?」
さっきからずっと大量のノートを抱えていたせいで、僕の腕はもう限界だった。
若林「えーっと…あ、じゃあ、その辺に置いといてくれ。」
「分かりました。」
ドサッ
「では、失礼しましたー。」
若林先生の机に少々雑に置き、職員室を後にした。