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私はあなたを嫌いになれない
他の人がおるんやね
駿は嘘をつく時目をそらす癖がある
「私のこと好き?」
駿「うんすき」
好きって言う時くらい
私の目見てくれたってええやん
駿を想えば想うほど涙があふれる
駿「大丈夫どした?不安になった?」
「優しくせんといて」
「私まだ駿のことが好きなんよ」
駿「俺もやで?」
「嘘つき、他にいるの分かってるんやから」
駿「何言ってるん?」
「駿は私のこと好きなんよね?」
駿「…ごめん」
嘘でもええからすきって言ってや
もう諦めたように私を抱く手をスっと離すから
「離さんといてや」
駿「ほんまごめん、もっとええ人がおるよ」
「駿しか想えへんよ、」
駿「__が素敵な人なん俺が1番分かっとる」
ずるいやん1人にせんといてや
私のこと分かったような口きいて
駿「じゃあ、ね」
さよならなんて言わんといて
私じゃ、あかんのやね
駿のこと信じとったやんで?
あほみたいに「駿は一途やから」なんて
1人よがりで醜いやろ?笑
そうやで
私の頭の中は駿しかいないけど
駿は私がいた思い出を思いだすん?
久しぶりの1人の夜は前より何故か冷たくて
あの時嘘でもすきって言ってくれたら
私を離すこともなかったんかな
今も駿しか想えへんよ
駿のストーリーには可愛い女の子がいて
ずるいやん、私を1人にしたくせに
私を好きにさせたくせに
ハイライトに私は無くなっていた。
まだ駿の中に私を感じたかった
数ヶ月後
駿は突然連絡をしてきた
駿「元気?」
「なに急に」
駿「俺さ遊ばれてた」
「だからなに?」
駿「まだ好きって言っても許されへんよな」
好きだから愛していたから
「別に許すけど」
駿を許してしまう
そんな自分が嫌で認めたくなくて
駿「また家行っていい?」
「許すけど関係戻すとは言ってへんから」
駿の匂いや笑顔、泣き顔、困った顔を
ふとした時に思い出してしまう
駿「ほんまごめん」
駿「しつこいのは分かってるけど会いたい」
「そうやってまた遊んでるんやろ」
駿「ちゃうよほんまに」
また私に飽きても嘘でも好きって言ってくれる?
目を逸らさずに言ってくれる?
「嘘でもすきって言える?」
駿「嘘はつかへん、でもほんまに好き」
今は駿の癖を見ることができなかったけど
「もう離さんといてな」
今は駿への想いしかなくて許してしまった
「1人にせんといて早く来て」
駿「うん、急いで行くな?」
私を分かったフリしてさよならなんて言わんで
きっと私は駿を嫌うなんてできひん
駿「ちょろ、笑」
たぶん私は駿の罠にかかっている
嫌いになれない/れん
END