朝会議室に行くと小さい頃のナチが居た。
……………もうね?お兄ちゃんびっくりし過ぎて「へあっ……………?」って変な声出たわ。
お兄ちゃんこう見えて270はいってるからね?
危うく腰抜けかけたわ。
まぁね?此処はね?この世界の警察アメリカ様がどこまで覚えてるか聞いてやるぜ!!
「ヘイ!!ナチ。お前今何歳だ?」
「………なんです…………変な人…………兄さん達から頭のおかしい人には何も話すなと言われていますのでとっとと失せてください。目障り極まりないです」
うーん毒舌。昔はこんなんじゃなかったんだけどなぁ。アレか。
最初はみんなこうなのか。警戒心って奴だな。
まぁ一先ず何も覚えてなくて小さい時の記憶って事だ。
うーむ…………ならば困ったぞ。
ナチは基本小さい時の事あんまり話さないから仲が良い国なんて…………………うん………?
居たわ。 大きい俺と同盟組んだ事もあれば冷戦とかゆーのもやった俺と思想が真逆の国が。
ならば呼ぶしか有るまいに。
「ソビエトーサァーン↑↑↑↑」(声高く)
「やめろ気持ち悪い。そんな感じで呼ぶな」
「早い」
すぐに来た。流石ソビエト連邦といった所だ。
さて…………この死んだ目をしている坊っちゃんナチ君はと言うと少し目に光が入った。
…………待って?今気付いたけどこのナチよく見れば目本当にさっきまで死んでたな…………
「つったく……………なんなんだ?俺もう寝て来ていいか?って…………アメリカ…………なんでナチが小さくなってるんだ…………」
「それか俺も分からんのよ。でもほらソビエト見た途端目にハイライト少し付いたから…………ねっ?」
「んで俺が来た途端目に光戻るんだよ」
「まぁまぁ」
そんな話をして居るとナチがトテトテ歩きソビエトの前に出た。
「ソビエト」
「あ?んだよ」
「抱っこ」
「は?」
………………そう言ってナチは両手を広げて「抱っこをしろ」のポーズをする。
どうやら少し眠たいらしい。
「ソビエト。抱っこ。早く」急かす様にぴょんぴょん飛ぶとは言わないが足をぴょこぴょこする。
対するソビエトはキャパオーバーして居るらしい。
それもそうだ。今までずっとコイツはナチの後についていっていたのだから。
そのついて行っていた兄のような奴がいきなり小さくなり目の前に来て「抱っこしろ」とせがんで居るのだから。
俺だったら鼻血出してぶっ倒れるのは目に見える。
ハッと気が付いたソビエトは「んっ、分かった」といつも通り対応する。
すげえなアイツ。
「んっ……………ねむぃ……………」
ナチは相当眠いのかソビエトの首に擦り寄って居る。
可愛いなオイ。ってかなんでソビエトは普通に抱っこ出来てんの?は?は?
俺の思ってる事が分かったのかは知らないがソビエトは「お前………本当に気持ち悪いな…………」とドン引きされた。
なんで?そうこうしている内にナチはどうやら寝てしまったらしい。
寝息が聞こえてくる。
小さい…………可愛い。
ファシストになんて寄らなければ普通に可愛い子なんだが。
「ふむ…………寝てしまってなんだが…………俺ベラルーシに呼ばれてるんだよな………」
どうやらこの巨体の国は妹に呼ばれているらしい。
「ナチ。すまんが下ろしてもいいか?ベラルーシに呼ばれてるんだ」
そう言って下そうとするが
「ん〜……………」
「…………まだ寝てたいらしいな」
「んーーー困ったな…………ベラルーシにすぐ来てくれと言われてるんだが」
「なら俺が「お前では無理だからもう連れて行く」……………ハイ」
別に触っても良くない?
抱っこしても良くない?そう思ってたら腹立って来た…………
「ブーブー!!!ソビエトのケチ!!阿保!!ウォッカ飲み魔!!」
「ハイハイそーだな。ナチが起きるから静かにしてくれ」
そう言ってソビエトはナチを抱っこしたまま出て行く。
……………俺もちびっ子ナチ抱っこしたかったなぁ……………
コメント
5件
なんだこれかわいい、、、!
うわ……ぁ……ぁあ……大好きです……
尊い!!!!