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〖Forsaken〗AzureTimeまとめ

第1話 - 🩶💜

122

2025年05月15日

#Robrox

#Forsaken

#TwoTime

#Azure

彡

※流血表現・一人称や一部出来事などの捏造(妄想)過多

昔からずっと一緒にいてどんな時も2人で感情を共有してた。

手繋ぎだって何度もしたし、接吻も沢山した｡

時には体を重ねてみたりして、結局最後までできなくて笑いあったっけ…

僕にとって彼は特別だった。彼しか必要なかったから。

彼はいつもアクセサリーをくれた。僕に忘れられないようになのか、単なる好意なのか。

最初は嬉しかった。だけど段々と気持ちが薄れていった。

高価な指輪を貰っても何も感じなかった。

スポーンのことしか頭になかった。それが嫌だったから何度も体を重ねた｡

交わって互いの吐息が動きと共鳴している間だけは何も考えずにいられた。

彼は僕を愛していた。僕も愛したかった。

所詮僕は彼の身体だけを求めていただけなのかもしれない。

スポーンに捧げるための犠牲。スポーンを忘れるための犠牲。

彼は僕に求められると心底嬉しそうに微笑んだ。指を絡ませて口付けを交わした。

その事に少しだけ興奮したが、数秒もすればまた何も感じなくなった。

目を閉じればいつも彼がいた。僕と交わって気持ちよさそうな彼、僕に求められて嬉しそうな彼、僕に冷たくされて少し寂しそうな彼。

彼はいつも僕に惑わされていた。でも本人はその事を気にしていなさそうだった｡

ある日には僕から彼にプレゼントをした。

綺麗に咲いた三本の薔薇だったかな。彼はすごく動揺していたけどそれと同じぐらい嬉しそうだった。

「twotime、愛してるよ」

そう言ってまた頬に口付けをする彼に、僕は抱きついた。

これが彼の最期だから。せめて最期だけは僕から全てを捧げたかった。

「twotime、今日は珍しく甘えんぼさん?」

微笑みながら僕を撫でる彼は天使のように見えた。

僕は彼に口付けをして＿＿＿短剣で強く刺した。

「いっ…!?」

小さく悲鳴をあげて倒れる彼に馬乗りになって何度も刺した。

刺す度に聞こえる嗚咽と溢れる鮮血にこれまで以上に酷く興奮した。

しばらくすると彼は冷たくなってしまった｡

死体と化してしまった彼の血が自身の身体中に染み付いていた。

血腥くてその場から早く逃げたかった。

人を殺めてしまったのだから尚更だ。

でもまだ新鮮な血液が彼の胸から滴り落ちていた。

僕はその血を掬うと口元へ近づけてごくりと飲み込んだ。

まだ温くて鉄っぽくて苦かった、でもそれ以上に気持ちよくて美味しくて……

今、彼の血液は僕の血液と混ざりあっているのだろうか?

ドクドクとした感覚が脳を刺激した。

そんな自分が怖くて怖くて仕方がなかった｡人を殺して、その人の血液を飲んで、興奮して｡

異常すぎた、でもそれが心地よかった。

最初から純愛なんて興味なかった｡乙女のように反応する彼が嫌で仕方なかった。

だから体を重ねたのだろうか、欲に忠実で本能的になっている彼に興奮してたのだろうか。

結局は、彼の乱れた姿が好きだった｡

刺された時の見たことのない苦痛の表情、溢れ出る鮮血に恐怖を覚える表情｡

全てが快感だった。彼の全てを壊すのがとてつもなく気持ちよかった。

「Azure、愛してる。永遠に……」

死後の世界でAzureは今、どんな気持ちなんだろう？どんな顔してるんだろう？

きっと憎くて憎くて仕方ないんだろうな、今にも殺したくて仕方ないんだろうな｡

「ふふっ」

僕は彼のそばにプレゼントした薔薇を綺麗に置いて、その場を去った。

今も今までもこれからも＿＿僕らは永遠に愛し合うことになる。

スポーンの教えが現実になるまで、僕は生き続けなきゃ行けないから。

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