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#命の選択
ぷち
319
MAKO
240
なっちゃん
717
第6話
「真実」
「….で、これはどういう状況だ?」
不思議そうに問いかけるボスキという執事。
まぁ、この反応もそろそろ慣れてきたが。
私達が食堂で待っていたら、ロノによって食堂に集められた執事たちは揃いも揃って驚いた反応を見せたからだ。
だがその反応をした後は明らかに敵意を向ける者、俯いている者、ありえないぐらいニコニコで飛びついてくる者….まぁ、色んな反応があった。
「みなさん揃いましたか?」
ベリアンが呼びかけ各々返事をする。
「集められた理由はもう分かるかと思いますが…」
「主様のこと..だね。」
そう被せるミヤジ。
「はい。」
「でも、主様って….」
「ラムリ君、その事については今説明するよ。」
「今の主様だと、突然こんなことを言われたら驚くかもしれないからね」
「はぁい、ルカス様ぁ…」
『あっ….あのぉ….』
『結構読めてきたんですけど…私が前の主とそっくりでみんな驚いてるってことなんだよね…?』
「….はい。その通りです。」
「いや、そっくりどころかめっちゃ本人なんっすけど…」
「こんなこと、ほんとにありえるんすか?」
不思議そうに問いかけるアモン。
「まさか、どっかの輩が主様そっくりで〜…なんてことないのか?」
そう発言し、警戒を強めるハナマル。
「少し落ち着いてください。」
「状況を整理するためにも、主様には事の経緯を説明する必要があります。」
「…いいでしょうか、主様。」
ベリアンはそう問いかけてくる。
私にはここでの記憶がない。知らない。でも、どこか見に覚えがある。
私きっと、ここを知ってる。
どこか夢みたいで信じられないけど、なにかしないことには始まらない。
『…わかった。お願い…ベリアン。』
そう言うと、ベリアンはゆっくりと話し始めた。
元々はこのデビルズパレスには主がいた。
明るく、優しく、元気でとても可愛らしい….まさに私のようだったと。
だが、その主様は天使に殺されてしまう。
前の主は元の世界で弓道をしており、こちらの世界の弓を使って自分の身を守っていたらしい。
だが、執事の助けも、弓も間に合わなかったと言う。
その日からデビルズパレスは太陽が消えたように暗くなった。
そんな中で、新しい主が来た。
それが私、姫波 菜乃だった。
「これが、主様がいらっしゃる前のすべてです」
そう言ってベリアンは話すのを辞めた。
『そんなことが…あったんだ….』
「….皆さんが驚いていたのは、お亡くなりになった主様にとてもそっくりだったからなんです。」
「主様に気を遣わせてしまい、申し訳ございません。」
『あっ、謝らないでよ!ベリアン!』
『そんな…夢みたいなことあったらさ、私だって…絶対動揺しちゃうし!』
『私は気にしてないから大丈夫だよ!』
「主様….」
「あの、主様。俺、主様のことちゃんと知りたいです。」
そう発言したのはテディ。
「いつまでも主様のことを引きずる訳にも行きません。それに…」
「見た目だけじゃなく、名前が同じなのも気になります。」
「….1度主様のことを教えて頂きたいです。」
テディは覚悟を決めたような真剣な表情で話す。
私もそれに応じ、自分のことについて話始めた。
名前は姫波 菜乃。16歳。部活は弓道部で、好きな食べ物はいちご大福。嫌いな食べ物はありません。得意なことはダンスで、苦手なことは勉強です。
自分のことについて説明していると、執事たちは信じられないという驚きの表情でこちらを見つめていた。
𝐧𝐞𝐱𝐭…🧸𓈒 𓏸
goodbyeForever𐙚☁︎ 𓂃𓈒𓏸
コメント
1件
第6話読み終わった…なるほど、そういう背景があったのか。前の主様と菜乃がそっくりっていうだけじゃなく、名前まで同じなのが気になるな。それにしても執事たちの反応がそれぞれ違っててリアルだわ。敵意むき出しな者、俯く者、無理に笑顔を作る者…全員の傷の深さが違うんだね。テディが「ちゃんと知りたい」って覚悟決めたシーン、めちゃくちゃ刺さった🔥 菜乃が自分のこと話し始めたのも良いな…これで少しずつ関係が変わっていくのかな。次どうなるか楽しみ!