続き!!!!!!
⚠︎注意⚠︎
⚠︎BL・中太⚠︎
・学スト(15歳)
・中也(生徒)× 太宰(生徒)
!⚠︎ちゅやんが嘘告してだざと交際する設定⚠︎!
⚠︎一部、話が進むにつれ病気表現有り(?)⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎誤字・脱字の可能性有⚠︎
⚠︎投稿激遅(多分)⚠︎
⚠︎文章力↓⚠︎
あと前回の注意事項で書き忘れてたんだけど、
太宰くんの性格が真反対で進みます。()
中也は逆にちょっと、性格悪いかも。
今回も長め!!
森さん初登場するよ!!!!
では!!!👋
中「なぁ、太宰」
太「ん、?」
中「彼処に写ってるのって、太宰の親父か?」
淹れられたお茶と菓子を食し乍雑談していた頃、ふと先程の写真で気になった事を聞いてみる。
太宰は俺が指差した方を目で追って、再度確認した。
ほんの十数分前に話の話題となっていたあの写真。
幼い太宰と、其の横に映る白衣姿の男。二人共愉しそうに笑っている。
一瞬、口を閉ざしてから太宰が質問に応えた。
太「… まぁ、お父さんみたいなものかな、」
太「僕も中也と少し家庭構造が似てて… 」
みたいなもの、似ている。つまりは、此の男は本物の父親ではないという事だろうか。
では太宰は何処で、何時此の男に家族として受け入れてもらえたのか。
此の男は一体どんな人物なのか。次々と疑問が浮かぶばかりだ。
之は太宰を深く知る絶好の機会といえよう。俺は又質問を投げ掛ける。
中「家族は居ないのか?」
太「… うん、父さんは僕が生まれた刻に死んじゃったらしいんだ、」
太「事故死だって森さんから聞いて、」
中「?森さん?」
見知らぬ名が出てきて、思わず反復して聞いてしまった。
太宰は其れにはっと気付いた様で、そうだったと続けて云う。
太「其処に写ってる人、森さんっていって、」
太「小さい頃、初めて出会った刻から医者として働いてる人なんだ」
太「僕の病気も何時も診てもらってる、」
かなり前から、というか、太宰に出会った刻既に医者だったのか。
其れならプロと云ってもいい位の人なのだろう。
中「… ん??」
中「太宰、お前今なんて、」
太「?、僕の病気を診てもらってる、って… 」
中「おまっ、病気もってたのかよ、!?」
太「ぇ、あ、うん… 」
喫驚して思わず大声で聞いてしまう。
知らなかった、太宰が病気である事なんて。初耳だ。
否、知らなくて当然か。
何てったって太宰と此処まで対面して話した事ですらも、初めての経験なのだ。
太宰は改まって続けて云う。
太「… 其の、病気の名前が血友病っていって、」
太「少しの傷口からでも血液が流れてきて、止まりにくい病気なんだ、」
太「之は元々生まれ付きのもので、勿論母さんも知ってた、んだけど… 」
太「… 僕の病気が原因で、母さんが大きなストレス抱えて死んじゃった、」
太「… 森さんとは其の刻に知り合って… 」
中「成程なぁ… 」
太宰の話には納得がいった。道理で其処に写っている男が太宰に似てない訳だ。
否、其れはそうと、太宰が病気持ちであった事に再度喫驚する。
血友病なんて聞いた事の無い病名だが、後に詳しく話を聞いた処、
かなりの難病である事が判った。
血友病は遺伝性の血液凝固障害らしく、止血の際に止まりにくかったり、
固まりにくかったりする出血症状があるのだという。
だから、と云っていいのだろうか。
体育の授業は何時も見学していたのは、怪我をしない様にする為だったのか。
俺は自己解決しては勝手に納得していた。
其れしか理由が見当たらなかったというのもあるが。
太「… 中也?」
太「ごめんね、急にこんな話して… 」
中「厭、俺は別に大丈夫だ、」
中「むしろ知れてよかったって思ってる」
中「有難な、話して呉れて」
太「ぁ、いや… 僕は何も… 」
太宰は本当に赤くなりやすい。もう頬がほんのりと熱っていっている。
感謝されるだけでも充分に嬉しいのだろうか。
慣れていない事が多くて、照れやすいのだろうか。
そんな太宰の様子を見ていたら、俺は思わず頭を撫でてしまった。
無意識にやってしまった事に気付いても其れは既に遅く、太宰は一瞬だけ固まって顔を上げる。
俺を数秒見詰めてから、太宰は目を見開いて更に顔を赤らめては、
はくはくと口を動かすだけで、抵抗する気は無い様だ。
可愛いと少しでも思うのは可笑しな事だろうか。
中「… ふはっ、笑」
中「そんなにか?笑」
太「だっ、だって… 」
太「~~っ… もう… 」
余りの羞恥に耐えられなくなったのか、
太宰は膝を抱えた侭顔を伏せてしまった。
俺は又少し笑っては、太宰の頭を暫く撫で続けた。
太「… ねぇ、森さん、」
森「?、如何したんだい?」
森「若しかして、学校で何かあったのかい?」
今日、中也を家に招いた日の夜。森さんと夕食を食べている刻だった。
僕は右手に持つ箸を一度止めて、森さんに話掛けた。
其れは本当に無意識に近いもので、気付けば自分から話題を切り出していた。
太「厭、そうじゃなくて… 」
太「… あのね、僕、」
太「其の… す、」
森「?、」
太「… 好きな人、が… できたんだ… 」
何を云っているんだろう僕は、一々報告する事でもないのに。
絶対顔は真っ赤だし、森さんを見られないし。
其の森さんも黙った侭で、部屋には沈黙の空気が流れていくのが判る。
余計な事を云ってしまっただろうか。
そう不安に思い始めた刻に、森さんが反応した。
森「… 其れは本当かい、?」
森「太宰捃… 」
太「ほ、本当… 」
と告げると、森さんは箸を置いて一呼吸する。
矢っ張り、変な事しちゃったのかな。
森「… 太宰捃、」
太「なに、?」
森「… 今度連れて来なさい」
太「ぇっ!?」
森「太宰捃に相応しい人なのか見極めるから、」
太「ちょっ、落ち着いてよ森さん、!」
太「確かにいきなりこんな事云ったのは自分でも変だと思うよ…!?」
太「でも少し展開が早すぎるっていうか…!」
森「あ、嗚呼、御免ね、」
森「少し取り乱してしまったよ」
太「もう、森さんったら… 」
森「太宰捃は相変わらず可愛いねぇ、」
太「だから、其れ云わないでって云ってるでしょう、?」
太「僕は男なんだから… 」
森さんが突然可笑しな事を云い出すからびっくりしちゃった。
でも、あんな反応をするのは当然と云われれば当然かもしれない。
僕には学校の友達なんて居ないし、好きな人ができたって聞いたら驚くのは当たり前。
だって僕もこんな事思うのは初めてだし。
すると森さんは、もっと詳しくとでも云いたげな眼差しで熱い視線を送ってきた。
森さんは僕のことになると、やけに真剣になるというか。
ひょっとして森さん、僕には過保護、なのかな。
でも正直、悪い気はしないから放っておいてもいっか。
僕は本題の事を思い出して、直ぐ森さんの視線に応える様に向き合う。
森さんはというと、にこにこした侭僕が話し出すのを待っていた。
太「… 何から話せば… 」
森「ふふ、太宰捃は其の子のどんな処を好きになったのかね?」
太「えっと… かっこよくて、優しくて、」
太「僕の話をちゃんと聞いて呉れて… 頭、撫でて呉れて、」
森「… ん?」
森「一寸待って太宰捃、」
太「ぇ、なに…?」
森「其の好きな子って、男の子かい、?」
太「… ぁ… 」
しまった。好きになったのは同性の人だという事をすっかり忘れてた。
若しかして、森さんは同性愛が嫌だった、?
だとしたらとんでもない事をしてしまったかもしれない。
矢っ張り森さんに話すのは間違いだった。
太「… 森さん、同性の子を好きになったのは黙ってて御免なさい、」
太「でも、僕は、」
森「… 太宰捃、」
太「っ… 」
反対されてしまうかも。中也を好きになった事。
何を云われるのか判らなくて、顔を上げられない。
何も云えない。今まで森さんを怖いと思った事なんて無いに等しかったし、
僕の意見を何時も最優先に聞いて呉れた。
でも、今は唯…
太「… 御免なさ、」
森「いいじゃないか」
太「… ぇ、」
森「私は太宰捃が誰かを好きになって呉れた事が嬉しいんだよ、」
森「勿論、異性でも同性でも、何方でもね、」
森「其の気持ちがとても大切だと私は思うし、」
森「子供の意見を尊重するのが親の役目でもある」
森「だから、太宰捃の赴く侭にしてもいいんじゃないかな?」
僕は其の言葉を聞いて、とても安堵した。
森さんを信用しきっていなかった事への申し訳なさもあったけど、
其れと同時に、森さんが僕のお義父さんでよかったとも正直に思えた。
太「… 森さん、」
森「ん?」
太「… ありがとう…!」
森「… 、、」
太「… ぁ、あれ、森さーん、?」
普段ありがとうなんて云わないから緊張したけど、精一杯の感謝を述べた途端、
森さんは暫く固まって動かなくなってしまった。
之って、僕の所為…?
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んふふふっ(
いいお話だったっすねぇ🤤
ではまた次回で!!!!
さいなら!!!!!!!!!!
コメント
13件
血友病 さ 、嫌な 病気だよね 、なった人とか 先天性の 人 ストレスとか 堪んないと思う、
見るの遅れたぁッ(т-т) 森さんがそう言ってくれるって思ってたっ!!♡♡