遅くなってすんません!!!
続きっす!!!
⚠︎注意⚠︎
⚠︎BL・中太⚠︎
・学スト(15歳)
・中也(生徒)× 太宰(生徒)
!⚠︎ちゅやんが嘘告してだざと交際する設定⚠︎!
⚠︎一部、話が進むにつれ病気表現有り(?)⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎誤字・脱字の可能性有⚠︎
⚠︎投稿激遅(多分)⚠︎
⚠︎文章力↓⚠︎
太宰くんの性格が真反対で進みます。()
中也は逆にちょっと、性格悪いかも。
では!!!👋
太宰と交際して15日___。
太宰の家にお邪魔したのがつい10日程前で、
其れ以来は特に二人だけで出掛けるという事はしていない。
一緒に登下校するとか、休憩時間に軽く会話する程度の日が暫く続いていた。
そんなある日。
「次の時間は保体だからな」
「直ぐに着替えて体育館に移動する様に、」
「係の奴は最後に戸締りするんだぞー」
国語担当兼、此のクラスの担任の教師が云い放った台詞。
若干気怠げな様子で、私物を抱えたら直ぐ様教室を後にした。
其れと同時に、生徒達は授業の開放感からか、
わっと声を挙げた侭男子は更衣室に移動を始める。
女子は此の教室で着替える為移動する必要は無い。
俺も其の波に乗る様に着替えを手に持ち、席を立って歩き始めた。
体育館にて___。
着替えを済ませた生徒が体育館へと集合し、それぞれ自分の位置に整列する。
眠気に襲われた国語の後だった為、口を開けて欠伸を一つ。
其の刻、ふと視線が横へ向いた刻だった。
壁に背を向けた形で膝を折って抱え、静かに此方の方を見ている太宰の姿があった。
あ、そうか。太宰は怪我しちゃいけねぇんだったな。
と、太宰の病気の事について思い出した。
今日の見学者はどうやら太宰だけで、つまらない様な、寂しい様な顔をしていた。
すると俺がじっと其の様子を見つめていた所為だろうか、
視線に気付いた太宰と目が合う。
途端に、太宰は軽く頬を紅潮させて外方を向いてしまった。
俺は無意識に言葉を出す。
中「… 可愛い… 」
「ん?何が?」
中「… 別に」
小声で云ったつもりだったが、隣にいる奴に聞こえてしまっていた様だ。
咄嗟に誤魔化すが、其奴は判らない様な顔をして頸を傾げる。
又だ。又無意識の内に声が出ていた。何なんだ一体。
「よーし、全員揃ったなー」
「体操が終わったら適当にじゃんけんして、勝ち負けでチームに分かれてくれ、」
「今回はドッヂボールをするぞー」
少し筋肉質で、身長が程良くある体育教師が指示を出す。
体育全般得意な俺は、何方のチームに居ても負ける気はしない。
圧倒的に弱いチームで勝ち目が無くてもな。
俺が居れば勝てる。絶対。
其れだけは自信を持って云える。
俺が負けた事なんて経験上無かったからだ。
教師の指示通り、互いにじゃんけんをして二つのチームに分かれた。
先手の権利を得た俺のいるチームからボールを投げ始める。
時間が経つにつれて、内野にいる人数が減っていく。
外野からのボールを受け取り、其れを俺が内野の奴に当てる。
ドッヂボールなんて殆ど其の繰り返しだけで、見ている太宰にとっては何も面白くないだろう。
そう思っていた刻だった。
相手のチームには、太宰に嘘の告白をしろと罰遊戯を提案した奴と、
其れに参加した他の輩が束になって集まっていた。
一箇所に固まって何か小声で会話をしていたのを見た途端、
何故だか其の事に不快感を覚えた。
俺は故意にボールを其奴等の方目掛けて投げてやった。
然し、遊戯の主催者である男に両手でボールを止められてしまった。
俺は喫驚した侭動けずにいた。男は此方の方を見て、視線で俺を狙っている様に感じる。
けど、其れは予想とは違った。
次の瞬間、俺の横をボールが駆けていくのが視界の隅に映る。
振り向いた途端に聞こえたのは、肌と強く当たって跳ね返ったボールの音だった。
体育館だった為其の音は大きく反響し、誰もが其処に目をやる。
視線の先に居たのは、太宰だった。
中「太宰!」
思わず声を上げて太宰の名前を呼ぶ。
幾ら刃物や硬い物でなくても、怪我をしてしまったら大変な事になる。
未だボールだったから良かったものの、安心しきるのは如何しても出来なかった。
俺は太宰の元へ急いで駆け寄る。
中「大丈夫か!?」
太「だ、大丈夫… 」
中「本当か、?」
中「何ともないのか?」
太宰は頸を立てにして頷く。
俺は自分を落ち着かせる為というのと、一気に緊張の糸が切れた事に安堵した溜息を吐いた。
周りからは太宰を心配する様な声があちこちから聞こえ始める。
其れと混ざる様に、又彼奴等はコソコソとして此方に視線を向けた。
無性に腹が立って、今直ぐにでも拳を振り下ろしてしまいそうになる。
然し、今そんな事をしている場合でも無い為、其の思考は放棄した。
あの後、怪我は無い様に思えたが、念の為俺は太宰を連れて保健室に寄る事に。
先生に診てもらった処、何も無い様で一安心した。
其の侭体育の授業は終わり、俺と太宰は教室に戻って行った。
「おーい中也ー」
中「あ?んだよ、」
昼食後、突然其奴から声を掛けられた。
此奴こそ、あの太宰にボールを意図的に当てたであろう張本人だ。
嘲笑うかの様に聞かれて又頭に血が上りそうになる。
勿論、我慢はするが。
「最近どーよ?あの陰キャ君とは」
中「… 変な名称付けてんじゃねぇよ、」
「何だよ中也、最初はあんだけ嫌がってたろ」
中「其れよりもだ」
中「太宰に当たる様に態と狙っただろ」
「さぁ?偶然じゃね?」
笑い混じりにそう告げる。白々しい態度が鼻について離れない。
俺は其奴を鋭く睨んだ。
「そう怒んなってー」
「いや~、其れよりも」
「あの刻の中也の演技力にはたまげたなー」
「ま、今もだけど」
演技力?俺はあの刻、演技なんかして…
嗚呼、本心… だったのか、俺の。
心配したのは純粋に思った事で、怪我が無いと安心したのも、
紛れもなく嘘ではないという事。
そもそも、ドッヂボールを始める前に無意識に可愛いと口に出してしまっていた時点で、
俺の中の太宰の印象とは全く違うものになっていたのだろう。
此奴が今演技とか云ったが、あれは演技なんかじゃなかった。
嘘で付き合った筈なのに、太宰という人間を知り始めた刻から、
唯のクラスの陰気な奴なんて思う事はきっぱり無くなった。
太宰の躰の事や、本心、性格を知れた刻から。
「あ、真逆とは思うけど中也」
「お前本気で彼奴の事好きになってたりしねぇよな?」
「だって相手は男、然もよりにもよってあの太宰だもんな?」
ケラケラと嘲笑う様に面白可笑しく話を続ける。
よく喋る口だなと、最早此奴に呆れていた。
否、そんな事は今如何だっていい。
俺は太宰のことを如何思ってるんだ?
唯其の答えが知りたくて、俺は頭の中で只管模索していた。
そして、刻が流れるのは案外早く、
太宰と交際を始めてから遂に一ヶ月が経過した。
中「太宰、帰ろーぜ」
太「うん…!」
付き合い始めた当初と比較して、今の太宰は大分感情を表に出す様になった。
こうして登下校を共にするのも日常に変わりつつある。
基本的に太宰と真面な会話を交わせるのが、此の刻のみ。
教室を出て、門を出て、帰路に着いて、雑談して。
其の繰り返しだけでも、充実した時間だと云える。
唯一、太宰と向かい合って話せる時間。
それももう、終わらせなければいけないのだろうか。
終わらせたくない
太「… 中也?」
太「黙りして如何したの?」
此の侭、何も云わない侭過ごしていくのは、太宰に嘘を吐き続けるのと同義。
そんな事はよく判ってる。
それでも人と対立する事が不得意で、ずっと人の陰にいた太宰に触れてから、
今までに感じた事のない暖かさと、純粋に笑う姿に見惚れていた。
知らず知らずの内に、太宰の隣が心地良いと感じる様になってしまった。
中「… なぁ、太宰、」
太「ん…?」
中「… 太宰に、ずっと話せずにいた事がある」
太「… 聞いても、いい?」
咄嗟に言葉が詰まる。けど、云わなければならない。
太宰を騙していた事、告白は嘘だった事、ずっと黙っていた事。全部。
全て、正直に…
「あれ?誰かと思ったら中也じゃーん!」
「本当だ、何してんの?若しかしてデートっ!?」
中「手前等… 」
何もかもを打ち明けようとした瞬間、
あの罰遊戯に参加した輩と、其の主催者である奴が割って入ってきた。
タイミングが悪過ぎる。
今までに一度も、放課後に太宰と居る処を見られた事がないというのに。
如何して今…
太「ぁ、クラスの… 」
少し困惑した様子の侭、太宰は縮こまる様にして眉を八の字にする。
例えクラスメイトであっても、話した経験が無い奴には警戒心が働くようだ。
兎に角、今は此奴等から離れなくては。
中「… 之から太宰と予定があるんだよ」
中「邪魔すんじゃねぇ、」
「厭々、何云ってんだよ中也」
「云ってた通り今日で一ヶ月だろ?」
「ならもう嘘吐く必要無いんだぜ?」
中「そんな事は関係ねぇんだよ、」
中「黙れ」
之以上太宰の前で喋らせる訳にはいかない。
好き勝手にされてしまうと、俺も此奴のペースに呑まれてしまう。
一刻も早く此処を…
「もう嘘告だって事伝えたのかよ?」
太「… 嘘…?」
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次回!だざむ大泣き!!乞うご期待!!!(
コメント
31件
ヤッタァァァァァァァァァ!!!!(黄色い歓声) 最低で最悪なバレ方!!!とても好き!!!シリアスセンキュー!!!(最低) ありがとうございます!!!!!
愛してる……まじでこの展開好きすぎ 太はどうなるのかな……ワクワク👍
すきッッッッッッッッ!!!!!!!!!