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職員side
「あの3人にいつ伝えようか、、、伝えたとしても、すぐには理解出来るはずがない。それにショックを受けるかもしれない。」
その時、棚から何かがヒラヒラと落ちてきた。落ちてきたものは1枚の、色褪せてしまった写真だった。白衣を着た3人が写っている。
「あぁ、懐かしいな。俺は、、、いつまで、、、過去に囚われているのだろうか。」
𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆.4 正義
〈誰かの日記〉
▲▲××年○月□日
ついに俺の試作品、第1号ロボットNo.1112が完成した。プログラムは、まだ完璧とは言えないが上出来だ。いつか、先輩たちみたいに実際に戦場で戦えるロボットを造れるようになりたい。
▲▲××年○月△日
今日はNo.1112の試運転をした。先輩たちのものに比べればまだまだだ。もっと技術を磨かなければ。明日は先輩たちが試運転に参加してくださるそうだ。
▲▲××年○月×日
先輩たちとNo.1112の試運転をした。先輩が褒めてくださった。うれしい。もっと凄いロボットを造れるようになりたい。
▲▲××年○月◆日
日記を 書く気力も ない。俺は、、、、、、なんてことをし たの だろう。先輩 たちは怒って いなかっ たが、、、、、
▲▲××年○月■日
死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。
▲▲××年○月▼日
俺に生きる価値はない。
▲▲××年○月◇日
豁」鄒ゥ縺ィ縺ッ縺ェ繧薙□繧阪≧縲
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○▲□×年□月×日
研究のし過ぎで、未知の病にかかった。俺は、やらなければいけないことができた。だから、死にたくは無い。
あの作戦を決行しようと思う。
○▲□×年□月○日
作戦は上手く行った。
○▲□×年□月◇日
No.0517の図案が完成した。
○▲□×年□月▽日
正義とはなんだろう。
○▲□×年□月□日
ついに、No.0517とNo.0624が完成した。俺はこれからあの3人を見守っていきたい。
日記はここまでで終わっている。途中、ページがあいていたり、ズタズタに破られているページ、文字化けしているページがあった。
この日記は一体誰の物なのだろう。
職員side
つうっと何かが自分の頬に流れてきた。
「、、、泣いたのは、あの日以来だな。」
あの日の記憶はあるが、あの日の日時は覚えていない。記憶が曖昧になっているようだ。今でも心のどこかにモヤがかかっている。
そんな事を思っていた時、ふと手に取った本の間から1枚の写真が落ちてきた。まだ新しい物のようだ。そこには笑顔な3人と真顔の自分、4人が写っていた。自分は真顔だが、悲しい雰囲気の写真ではない。何時の写真だ?と頭にはてなを浮かべながら自分のファイルにその写真をしまった。
「、、ん、、、?」
いつの間にか寝落ちしていたようだ。流石、人間と同じ習性を兼ね備えているだけある。
時刻を見ると夜の9時だった。
最近、ここの施設にスパイが居る。との情報を耳にしたので、いつもの日課の職員のデータファイルに目を通していく。
「413人目。今日も怪しい職員は確認できなかったか、、、」
スパイが居ると色々と厄介だ。早急に見つけださねば。
※スパイとは
スパイとはその名の通り、ここの施設の情報を盗んでいく奴らのことだ。この施設に何人のスパイが居るのか、そして奴らが何をしているのかはまだ不明。早急に見つけ出そう。
スパイの調査も終わり、気づけば夜の11時になっていた。そろそろ自室に戻ろう。
部屋を出て、廊下を歩いていた。その時だった。横を人間以外の何かがスっと通った気がして、振り返ったがそこには何もいなかった。
無事、自室に付き俺は自分のベットに寝転がった。
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