ここまで読み進めて下さってる方ほんとにありがとうございます…!💓
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
⚠︎︎ぷわ攻め・あっきーな受け⚠︎︎
̗̀⚠︎ ̖́-この物語はご本人様たちと一切関係の無い話です。全て主の妄想で作り話です。
必ず読んで下さい!⬇️
⚠︎aknが怪我してます
⚠︎不穏要素少しあります…💧
すみません!
今回は私の都合上、いつもより短いです…!
次回は長めに書こうと思ってます。
「…あ、え、っと…。ごめんなさい、誰、ですか…?」
___へ?
どうも不破湊sideです俺は今混乱とかもうそういう域の状況じゃないです。
…え?今明那何て……?
暫くの間、目をかっぴらいて口をあんぐりと開けたマヌケな顔のまま、明那の顔をぼーっと見つめていた。
明那もそんな変な顔の俺を見て混乱している。
「あの…、ごめんなさ、い。俺……。」
すると病室のドアがガラッと空き、看護師さんが隙間から顔を覗かせた。
「不破さん、少しお話いいですか…?先生が…。」
「…え。」
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
俺は以前明那の容態を聞いた部屋にまた足を踏み入れた。
嫌な予感。
「三枝くんの事なのですが……。」
「____記憶……」
「記憶喪失ですよね。」
「あ、はい…、そうです。」
あぁ、もう予想はついてた。
こちらを向いてくれるタイミングが少し遅れてたこと。
俺を見てきょとんとしていたこと。
____あの目には、一切俺という存在が、写っていなかったということ。
「明那は…、大丈夫なんですか?」
「えぇ、全く命に別状はないです。」
____!
そっかぁ、良かった……!
胸を撫で下ろす。
明那が生きていてくれる__、これからも…。
大分心が落ち着いた。
医者が眉にシワを寄せる。
「ただ、三枝くんの負っている記憶喪失という症状が、あまりない特殊なケースです…。」
「えっ…?それ、どういう……?」
特殊なケース…?記憶喪失にそんなの…。
「三枝くんは確か昨日の夕方6時くらいに目を覚ましまして…、」
…!明那、昨日からもう目覚ましてたんだ…!
あ、俺確か、4時くらいに帰っちゃったからな…。
医者が続ける。
「本当に何も覚えてらっしゃらない様子でした。自分が誰なのかも、何をしていたのかも…。」
____何も、覚えていない!?
頭上に雷がピンポイントで落ちてきたのかと思う程、俺はショックを受けた。
咄嗟に声が震えてしまう。
「えっ…?明那、自分の名前も覚えてなかったんですか…?」
「…はい。本来なら、その後もずっと自身の記憶の中で残り続けてくれたら良かったのですが…。」
…?
え?それはどういう…?
「…肝心なのはここからでして、」
医者は、2~3枚程ホッチキスで止められた紙を指でぺらぺらとめくりながら言った。
「三枝くんは何を言って覚えさせても、時間が経つと名前に限らず、忘れてしまう事があるようです…。」
______え?
どういうこと……?
「昨日、三枝くんには私の方からご自身の名前と今の状況だけ伝えさせて貰いました。そこで本人は納得していたのですが…。今日の朝来てみると、もうご自身の名前を忘れてしまっていたんです…。」
「そんな…。」
「ですが、忘れてしまっていたのは名前だけで、ご自身の今の状況は覚えているようでした。ここでばらつきが生じている事が分かります…。
記憶喪失自体完治するのは…、残念ながら難しそうです…。」
「そう、ですか…。」
______けど、
「完治しなくても…、明那が生きていてくれるだけで俺は嬉しいですから。」
これは本音だよ、俺の。
医者はうつむいていた顔をばっと上げた。
「…!ありがとうございます。今、三枝くんの傍にいてあげられるのは不破さんしかいないと思っています。どうか、彼をこれからもずっと見守っていてあげてください。」
「んはは、任せてください。」
記憶喪失がなんだってんだ、な~んも怖くないよ?
だって明那は明那だもんね。
そんなの、
明那が覚えてくれるまで何度でも何度でも、
___「俺は明那にとって、ええ男やったんやろ?」
例え明那が俺という存在を何回忘れても、俺は明那の前に立って繰り返し自分の名前を言うよ。
ずっと前から、いや、これからもきっと思い知る。
俺、明那がだいすき。
もしわがままをもう一回言っていいのなら、
______「俺の隣は明那じゃ嫌だ。」
例え俺と明那との未来に保証がなくても、
この気持ちがいくら駄目になろうとも、
俺はずっと明那のことが大好きだよ。
____「ありがとうございました。」
そう言って診察室のドアを閉めた。
広い廊下を歩いている途中、俺の中にもう戸惑いとかそういうのは無かった。
もう1回、目の前に立つ。
___この病室のドアを開けたら、明那が待ってる。
俺から明那に言う言葉は、もう決まってるよ。
明那のいる病室のドアを、もう1度ゆっくりと開けた。
明那が扉の音と共に、こちらに目を向ける。
酷く戸惑っている。
眉が8の字になって、
少し寂しそうな顔をした。
「あのっ……、ごめんなさ、俺!なんもっ、覚えてなくて…!」
両手を忙しなくわたわたと動かしている。
震えた声だった。
______「いいよ、」
彼は優しくふっと笑った。
「初めまして、俺の名前は不破湊。
お前の____」
これでいい。
「お前の___、ダチだよ。」
今もこれからも、そうでなくなったとしても。
もうあんな目には合わせない。
だから_____
もう1度だけ、明那の中にいさせてね。
____to be continued🪽🫧
next♡30
コメント
7件
続き待ってますよ...もう2025年やで...
なんだこの神作品!!! ヤバイヤバイッ…! 好き…♡
死ぬほど好き!(/. _.\)