春が過ぎて100年経ちましたが
其方はお元気でしょうか
私は貴方を見つけることは 出来ませんでした。
この物語に棲む子守唄の様に
森で駆け回る木の葉の様に
広い世界で生きる人で在りたい。
いつか過ぎていった星を見つけた日も
いつか置いてった貴方の背中も
白いリボンにくるめられた
箱の奥底の世界に在るんだろう。
愛のあるこの世界に産まれた貴方は
優しい虚構に包まって
いずれこの世界を旅して行くのでしょう。
道の端に咲く花達に光を振り撒いて
舞台の上で輝くスパンコールは
いつか貴方が拾えば宝石になる。
2番
冬が来る前に青を感じますが
其方はお元気でしょうか
僕は貴女を愛す為の何かを探し続けています。
秋に似つかなかったクローバーの様に
追いかけたつもりが見失う夢の様に
広い世界を想う人で在りたい。
訪れなかった夢をなぞる大人も
若いままに期待をし過ぎた自信も
白いドアを開けた先の クローゼットの中に
しまってあったらいいのに。
愛を感じるこの世界に産まれた僕らは
未だ見ぬ宙の果てに恋焦がれて
いずれ誰かと手を取り合うのだろう。
変わる足跡に小さなオアシスを遺して
アンコールが響く小さな世界に
温かな愛を遺せて逝けるように。
独りになりたくもあるけど
1人じゃ立っていられなくて
優しいままの僕で居たかったけど
やかましい層はやっぱり痛くて
掌にあったはずの手紙も
いつの間にか僕を離れてた
光を纏う君を見たくて
光を唄う僕で居たくて
愛を知るべき僕ら人間は
互いに不器用を感じてて。
確かに感じる優しさと
何処かで怯えてる幸せと
いつか手を取り合う僕たちも
きっと何かに後悔をするだろう
ミュージカルみたいな人生は
キラキラばっかりじゃないけれど
優しさを育める僕たちならば
次の世界に愛を託せるから。
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