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ムメイ
141
#BL
きなこもち
135
#ゆあんくん
EP3 海side
俺は図書室に行くのが日課だ。なぜなら、気になる子がいるからだ。名前もわからない。そんな人が気になり始めた。
彼と出会ったのは、一年生の時。
俺は中学の頃からの友達と廊下で話していた。その時俺は、筆箱を手に持っていたのを忘れていて落としたままだった。
それを拾ってくれたのが『彼』だった。
お礼を言おうと思った時にはスタスタと
走って消えてしまった。
そこから俺は彼を探し続けた。お礼を言いたい。それだけではない。もしかすると、この瞬間気になり始めていたのかもしれない。けど話したくても後ろ姿しかわからない。正直絶望的だった。俺は一年間探し続けた。名前もわからない人を。
そして転機は訪れた。
何気なく行ってみた図書館の端に彼らしき人物がいた。俺はとてつもなく嬉しかった。話しかけたかった。けど俺にその勇気が出なかった。だから俺はせめて『知り合い』になろうとした。彼に俺の存在を知ってほしかった。だから俺は、図書館に通い続けた。
それを卒業まだ続けるはずだった。
新学期になり、もちろんクラス替えがある。俺は心の底から願った。
『彼と同じクラスになれますように』
正直友達がいるかどうかなんてどうでもよかった。1人ずつ1人ずつ見ていった。
けど名前がわからない。だから同じクラスかわからなかった。この時間はなんだったんだと自分の中で突っ込んだ。
教室の扉を開けた瞬間これまでにない衝撃が俺に走った。
そうクラスに彼がいたのだ。そしてその瞬間名前がわかった。
『船津稜雅』
俺は神様にお礼を心の中で言った。
もう言葉にならない喜びだった。
俺は心の中で誓った。絶対話しかける
これを卒業までの目標にした。
欲を言えば友達になりたい。けどクラスが同じになったことだけで俺は嬉しい。
けど神様はまだ俺の背中を押してくれた
突然の席替えが行われた。その時俺は隣の席になれたらなーなんて絶対にありもしない願いを心の中でしていた。けど、俺にとっておきのプレゼントが送られた。それは
隣の席に船津稜雅が現れた
正直夢だ。と思った。けど現実だった。
もう嬉しいだからではない。そして自己紹介もした。初めて喋れた。卒業までにやる目標が早くも叶ってしまった。しかも、下の名前で呼べることになった。もう神様にお礼を言うしかない。この瞬間俺はもう一つ目標を作った
稜雅と友達になる
俺はこれで十分だ。高望みはしない。正直稜雅のことが気になっているというのは嘘だ。
稜雅が好き
けどこの気持ちは言えない。というか言わない。密かに思っておけばいい。そう思っていたはずなのに…
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距離が縮まる瞬間
コメント
4件
初コメ失礼します🙇🏻♀️" 主さんは地雷などはありますか?もしよろしければリクエストしたいです!
読了しました🌙 海side、めっちゃ胸がギュッてなった……。 1年間、名前も知らないまま探し続ける執念、すごく伝わってきたよ。しかも同じクラスになっただけじゃなくて、まさかの隣の席で名前呼びに発展するって、運命すぎてエモい。 「稜雅が好き」って自覚してるのに言わないと決めてる切なさが、重すぎず響いてくるのがきなこもちさんの上手いとこだと思う🤍 次、距離が縮まる瞬間、楽しみにしてます。