テラーノベル
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EP4 距離が縮まる時
(リョウガsideに戻ります)
キーンコーンカーンコーン
「では授業を始めます。」
「気をつけ。礼」
正直保健室か図書室に逃げたい気分だが眠たいからその気になれない。いや横に海がいるからなのか…??いやないない。まだ好きって認めたわけじゃないだろ。
「はーい!では隣の人とお互いの良いところについて1人1分!ペアで2分を目指して話してください。よーい…」
いや待ってくれ。目とか合わせられるのか俺。あと1分いいところ言うとか尺持つかな…
「はじめ!!」
💙「じゃあ俺から。まずリョウガは
声がいい。いつも必死にゲームをしている。」
💜「いやそれは褒めてんのか?」
💙「褒めてる褒めてる笑あと、授業中すぐにサボりに行く天才。」
💜「いや!だからそれ褒めてないって笑」
💙「えリョウガって笑うんだ…」
💜「いや人間なんで笑います」
💙「じゃあ笑い方が可愛いとことかで。1分経ったから次俺のいいとかどうぞ!笑」
💜「まずモテる。」
💙「絶対いじってるじゃん笑」
💜「顔が良い」
💙「イケメンってことですか?」
💜「意外と真面目に本を読む」
💙「あー確かに。というか意外って言葉邪魔だろ」
💜「いや意外ってこと大事だろ笑」
「はーーーい。終了です!」
俺は海と、初めて長く喋れた。そして、さしぶりに人の前で笑った。自然と笑顔になれた。けど、クラスメイトなのには変わらない。そんなことを考えていたら隣から紙が机の上に置かれた。差し出し主は、海だった。そこには…
『今日もしよければ一緒に図書室でゲームしない??』
と書かれていた。正直返答に困ったが俺は紙に『じゃあ終わり次第図書室で』と書いた。俺は、海ってゲームするんだと思った。全くゲームなんてし無さそうと思っていたからだ。
−放課後
俺は図書室に向かっている最中に海を見た。そこには同じクラスだった気がする女子が立っていた。少し聞いてみたくなったから聞いてみた。
💙「あれ?あかりちゃん?」
「あの…海くんのことが…すっすっ…
好きです。」
💙「ありがとう。気持ちは受け取るね。」
「付き合ってください。お願いします。」
💙「ごめんね。俺好きな人いるんだ。」
「本当ですか?それ。2年生の頃から好きな人いるからで断ってますよね?」
💙「そうだね…でもほんとだよ。」
「それってどんな人なんですか?こんなこと聞いてごめんなさい。」
💙「優しくて…遠い存在かな笑」
「片思いなんですか…??」
💙「そうだよ。叶わない恋かな笑」
「海先輩かっこいいんで叶わない恋なんてないですよ笑」
💙「ありがとう笑」
女子がこっちに来そうだったから俺は逃げた。けど海には好きな人がいることがわかった。すらっとして、顔が小さい完璧な女性なんだろうな…って何考えてんだ俺。
そんなことを思いながら俺は図書室に向かった。俺はいつもの定位置に行った。なら、5分後くらいに海が図書室に来た。
💙「リョウガごめん。待った?」
💜「いやゲームしてたから。全然大丈夫。」
💙「そっかならよかったー」
💜「てかさ、さっき告白されてた?笑」
💙「え見られてた?笑」
💜「詳しくは知らないけど告白されてるなーっておもったわ」
💙「俺はモテ男なんでしょ笑」
💜「まぁそのイメージ強いな」
💙「そんな話は置いといてさ。ゲームしよ」
💜「そうだな」
俺たちは空が夕焼けになるくらいまでゲームして遊んでいた。その時図書室の扉が開いた。おそらく学校の警備員だった気がする。この人に見つかると先生にど叱られる。だから俺は焦っていた。なら海が小声で
💙「おい!逃げるぞ」
💜「いやどこに?」
💙「こっちこい」
パシッ
海は俺の手首を握った。心臓の鼓動がいつもより早い気がする。それは、先生に怒られるかもしれない恐怖心なのか、海に手首を握られてドキドキしているのか…俺にはわからなかった。俺たちは昇降口までとにかく全力で走った。
💜「はぁ…」
💙「疲れすぎたろ笑」
💜「ゲーム廃人には無理」
💙「運動しろよー」
💜「はいはい」
今日初めて海に触れた。俺はその思い出を胸にしまっておいた。
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奇跡が起きるとき
P.S.これから更新頻度遅くなるかもです🥲
コメント
1件
海が好きな人いるって知ったときのリョウガの「何考えてんだ俺」のくだり、すごく切なくて胸が苦しくなりました…💦 でも授業中に「笑い方が可愛い」って言う海とか、手首つかんで逃げる展開とか、距離が少しずつ近づいてる感じがたまらなく愛おしいです。更新頻度は無理せず、でも続きすごく楽しみにしてます!
RuRi
221
ムメイ
141
#BL
きなこもち
135