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mzsid
会議が終わって、けちゃとご飯に行く
kty「…」
けちゃはこちらを見ずにただ歩いてるだけだった
mz「…疲れてる?」
kty「いや!全然そんなことないよ!」
kty「ない…から…」
mz「言いたいことあるなら言えば?」
kty「ッ…いや、本当何もない…」
嘘だ
嘘ついてる時いつも目を逸らして顔を見せないようにする
mz「別に怒らないから、ね?」
kty「…あとで、話す」
mz「分かった」
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着いたのはこの前ぷーのすけにおすすめされた店で
kty「全部美味しそう!」
けちゃは先ほどと違い目をキラキラさせてメニューを見てた
kty「どれにしよう…これも美味しそうだし…」
kty「あ!これちょっと気になってたやつ!」
kty「でもこっちもおいしそぉ…」
mz「ふはw」
mz「落ち着いて選べよ〜」
けちゃが可愛くて、頭を撫でる
kty「ッ///」
瞬間けちゃが顔を真っ赤にさせる
mz「ッは…」
けちゃに、記憶はない
頭を撫でても普通こんな反応しない…はず
mz「けちゃ?」
kty「ッ〜〜//」
mz「え?」
mz「なんて…」
kty「まぜちのせいだもん!」
mz「え?」
kty「なんか…ずっと僕にだけ声が甘いし」
kty「いつもけちゃおって呼ぶのにずっとけちゃって呼ぶし」
mz「…それで、ずっと俺に話しかけてこなかったの」
kty「…ううん」
mz「まだ…あるの?」
ここまで来たら無理やりにでも聞いてやる
でもその必要はなかった
kty「…まぜちとの記憶がないの」
mz「は…?」
俺との記憶がない?どういうこと?
kty「…1年半くらい前からの、動画撮影とか仕事の時のまぜちしか覚えてなくて」
kty「一緒にご飯行った記憶とかそういう、 プライベートのまぜちの記憶がないの」
mz「ッ」
1年半前、丁度俺達が付き合い始めたくらいの時期
mz「…なるほど」
そう言われれば辻褄が合う
けちゃが俺を避けたのは嫌いだからじゃない
俺の記憶が消えたことを気づかれないための行動だ
kty「…ねぇ、まぜち」
mz「ん?」
kty「あの…さ教えてくれないかな?」
kty「この1年半で何があったのか」
mz「…何がって?」
kty「だから!色々!」
俺だって、言いたいよでも『恋人だよ』と言ってけちゃが困るのは目に見えている
けちゃは気を使いやすいから、好きでもないのに恋人をしてくれるかもしれない
それは、俺もけちゃも幸せになれない道だ
mz「何もないよ」
mz「俺達はずっとメンバーであり友達だし」
mz「まぁ時間も経ったから距離は近くなったんじゃないか?」
mz「記憶がなくなっていきなり今を体験してるからそう感じるだけだろ」
kty「…そっか、」
けちゃはポンコツだから、気づかない
これでいいんだ
これで…
mz「手洗い行ってくる」
kty「わかった」
kty「僕は先に注文してるね!」
mz「俺はハンバーグで〜」
kty「は〜い」
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mz「ッはは…」
手洗いに入って、涙が出る
これでいいって
分かってるのに
mz「ッ…」
ずっと
ずっとずっと側にいて近くに居れると思ってた
でも、最近忙しくて、お互いに話す時間がなくて
けちゃはずっとだいきりと居て不安だった
別れるならちゃんと話し合いたかった
こんな終わり方は…いやだった
でもけちゃは強いストレスで記憶を失う
失った記憶は俺との関係
mz「そんなの…言えるわけないじゃんッ」
知らず知らずのうちにけちゃにストレスを与えてた
その事実で胸が張り裂けそうで
愛する人は幸せであってほしい
それが例え俺の隣じゃなくても
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戻った頃には
もうご飯が届いた
長居しすぎたな
席に座ってもけちゃはご飯に夢中で気づかない
相変わらずの姿に安堵する
…最近は一緒にご飯行くのも減ったな
寿司奢って、とか言われてもなんやかんやで 忙しかったし
今度はちゃんと時間を作って行こう
kty「ん!まぜちいつの間にいたの?」
mz「え〜?3分前くらい?」
kty「言ってよ!」
mz「気づかない方がおかしいだろw」
kty「ゔ…」
mz「www」
笑えてる
けちゃといると笑っちゃう
楽しい…はずなのに
kty「…まぜち?」
mz「何__」
けちゃがいきなり顔を近づけてきた
mz「はッ///」
そして俺の目元を触る
kty「泣いてた…?」
mz「ッ!」
本当、変な所で察しがいいな
mz「泣いてねーよ(笑)」
mz「すいませーんハイボール2つくださーい」
誤魔化すように酒を頼む
kty「ちょっとまぜち!?僕飲まないよ!?」
mz「いいだろ別に」
mz「今日は奢ってやるから」
kty「くそぉ〜…」
こう言えばけちゃは簡単に絆される
そのまま俺達はずっと話していた
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kty「んぅ〜…///」
時間は12時近く
酔っ払ったけちゃに肩を貸しながらタクシーに乗った
おじちゃん「何処まで?」
mz「▲▲駅までお願いします」
おじちゃん「はい」
目的地を伝えてタクシーに乗る
kty「すぅ…すぅ…」
顔を赤くして俺にもたれながら寝るけちゃを眺める
おじちゃん「その子は彼女さんかい?」
おじちゃん「いいねぇ」
mz「…いえ、もう彼女じゃありません」
おじちゃん「…振られたのかい?」
mz「…いや」
多分俺は少し酔ってたんだと思う
タクシーの運転手さんに全て話した
おじちゃん「それは…」
mz「俺は、もうこれでいいと思ってるんです」
mz「こいつの負担にはなりたくないんで」
おじちゃん「でもお前さんはそれに納得してないだろ?」
mz「え、」
おじちゃん「…俺はな独身なんだけど同棲までいった彼女が居たんだ」
おじちゃん「その時の俺は彼女と結構したいが一心で、働いて、働いて、お義父さんに認めてもらおうと立派な結婚指輪を買ってやろうと思って」
おじちゃん「彼女との時間を取らなかった」
mz「…」
mz「それでどうなったんですか」
おじちゃん「…別れたよ」
mz「それは…時間を取らなかったから?」
おじちゃん「それもあるけど、それだけじゃないさ」
おじちゃん「私たちはお互いぶつかれなかった」
おじちゃん「本音を言えなかった」
おじちゃん「だから、成長できなかった」
おじちゃん「ずっと我慢してたら限界がくる」
おじちゃん「彼女は静かに別れを告げたんだ」
おじちゃん「…もうそこには愛情はなかった」
おじちゃん「気づいたころには何もかも遅かった…」
おじちゃん「君も一度本音でぶつかってみなさい」
おじちゃん「案外悪くない結果になるかもよ」
mz「はい…」
おじちゃん「ごめんね!私の自分語りみたいになってw」
mz「いえ、」
おじちゃん「でも人生の先輩として言えるのは
何事にも当たって砕けろ!ってことだね」
mz「…すみません」
おじちゃん「ん?」
mz「やっぱり目的地、5丁目のコンビニにできますか?」
おじちゃん「あいよw」
おじちゃん「…頑張りなお兄ちゃん」
mz「…はい」
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主です
今回の話を書きたいがためにこれを作りました
次回最終回…?
それではおやすみなさい
コメント
4件
おじいちゃんめっちゃいいこと言う、、、推しできたかも笑笑笑笑
はあまじ最高です♡