あの6話はすいませんでした。久しぶりに書いたからですね、ハイ。
誰かの視点の方が良いですかね、一回そうします
ではどうぞー!!!
「これカワイイー!あ、こっちは杏に似合いそー!!」
服を見ながら瑞希は大きめの独り言を言った。さっき瑞希が見ていた服は、フリルが付いた淡い水色とピンクの色をした服。私に似合いそうだと言ったのはカジュアル系の服。その他にも大人っぽい服や、動きやすい服、正装など色々な種類の服が置かれている。それを瑞希は一つ一つ確認してはカワイイー!と言ったり、これ似合いそうー!と言ってる。それに呆れながら服を見てる彰人も時々何かを呟いている。
「2人共凄く真剣に悩んでるな……」
その2人の様子に感心している冬弥。瑞希は真剣……とも言えないような?そう思いながら苦笑いを浮かべる。
冬弥も服を見ているみたいだけど、服を手に取ろうとはしない。ただ見ているだけだ。時折彰人や瑞希の方を見て、また服に視線を落としている。何をしてるんだろう?と不思議に思いながら、私も服を見る。
それから数十分後、服屋を出た。瑞希がずっとどっちの服を買うかで悩んでいて、時間が掛かった。私と彰人は呆れていたけど、冬弥は感心しながら瑞希の様子を見ていた。ふと時計を見ると、12時を回っていた。お腹が空いてるなと感じていたのは、昼食を取る時間だったからなのか。
「そろそろご飯食べない?」
私がそう言うと、3人は縦に首を振った。
そうして来たのはなぜかファミレス。ショッピングモールの中にある店に行けば良かったのに、瑞希がファミレスが良い!と言って誰の意見も聞かずに歩いていってしまったのでファミレスになった。
席に座ると、メニュー表を開ける。そういえば、私達でファミレスに来るなんてことあんまりなかったからちょっと新鮮だな……。とメニュー表見ながら思う私。パフェとかハンバーグとかポテトとか、昼には丁度いいくらいの料理が載っている。何にしようかな、と思いながら瑞希を見ると、店内を見回していたので何してるの?と声を掛けた。
「ん?店員さんを呼ぼうかなって思って」
「え?早くない!?私まだ決まってないんだけど?」
ええ?!となぜか瑞希に驚かれてしまう。瑞希はオフ会でよくファミレスに来ているから、頼むものがもう決まっているらしい。オフ会に来る人たちも決まったものしか頼まないため、もう店員を呼ぼうとしていたらしい。私達はあんまりここに来ないからそんなに早く店員さんを呼ばれても困るな、と思った私。
……でも正直、どれでも良いかな……。お腹を満たせればそれで良いし……。
「んー……私なんでもいいかな。瑞希が適当に頼んで良いよ」
「ホントに?分かった、じゃあボクが頼むね!」
笑顔で承諾してくれた瑞希。えー、なんでもいいが一番困るんですけどー?って返してくるのかと少しだけ思っていたから内心驚いていた。彰人も冬弥ももう決まっていたようで、瑞希が店員を呼んだ。
そして数分後、頼んだ料理が運ばれてきた。どれも美味しいそう。私のはカレーみたいだ。
カレーって……瑞希の好物じゃなかったっけ?と思いながら瑞希を見ると、舌を出しながらウィンクをしてきた。まあ、私がなんでもいいって言ったし、これは瑞希は悪くないね……。
昼食を食べ終わり、ファミレスを出た。
「ねえ、次どこ行くの?」
「ああ、着いてきてくれ」
そう言って歩いていく冬弥。
ん?次の行き先は冬弥が決めたんだ?と少し不思議に思いつつ、冬弥に着いていく。
そして着いたところは遊園地だった。ここの遊園地は見覚えがある。前にこはねとみのりと遥で行ったところでもあり、同じ学校の先輩達がショーをしているところでもある………フェニックスワンダーランド。
冬弥がここに連れてきたってことは、理由は一つしか無い。
「司先輩達のショーを見よう」
そう言う冬弥の顔は、めちゃくちゃ笑っていた。そう……冬弥は天馬先輩を尊敬しているようで、天馬先輩のことになるといつも目を輝かせて笑っているのだ。彰人はまじかよ、と言いながらガクッとうなだれている。瑞希はえ?まじで!?と言いながら笑っている。この2人もここに来て天馬先輩たちのショーを見ることは伝えられていなかったみたいだ。
それからはショーが始まる時間までアトラクションで遊んだ。ジェットコースターにも乗ったんだけど、冬弥は高所恐怖症のためジェットコースターに乗らずに見ていた。瑞希がグッツを買ったりと色々なことをして時間を潰した。
気が付くと辺りはオレンジ色に染まりかけていた。まだ青色が多いから、少しグラデーションがかっている。そんな空の下で、ワンダーステージに向けて歩いていってる。ワンダーステージに着くと、お客さんがたくさん居た。もう少しで座れる場所が無くなるほどに埋まっている。前の方に奇跡的に4席空いていたので、そこに座る。私達が座って席が埋まった後も、お客さんがワンダーステージに入ってきていた。席はもうないし、立ったまま見る気なのだろう。
ブーッと音がなり、ステージがライトアップされる。そこには天馬先輩の姿が。ショーの始まりだ。
『うーん……良い空だな。もうすぐ暗くなるというのに、まだ外に居たい気分だ』
すると、一人の少女が出てきた。
『あれ?まだ外に居たんですか?もう暗くなりますよ!』
少女はまだ外に居る少年に向けて言葉を放った。
『だが、空がとても綺麗だろう。これをまだ見ていたい気持ちなんだ』
少女に向けてフッと笑うと、また空を見上げた。
『ですけど!暗くなったらどうなるかお分かりですよね!?』
少女は少年に対し、怒りを見せている。
『ああ、分かってる……。だが、もう少し見せてほしいんだ』
そんな少女に対し、まだ空を見たいと言った。
『もう!!どうなっても知りませんからね!!!』
ついに怒りが爆発した少女は、少年に向けてそう言い放って帰っていった。
『……まだ暗くならないというのに……はあ……ん?』
すると、少女と入れ替わって誰かが出てきた。
『さっきの怒号は何?』
しかめっ面をしながら少年に問うた。
『ああ、まだこの空を見たいと言ったら怒ってしまってな______』
すいません変なところで終わります。
いつの間にか2,600文字行きそうですわ……。
あ、行ったw
彰杏どんどん薄くなって行ってますねすいません!!!
もうちょっとで出し……たいです!はい!
ではまたー
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