「涼ちゃーん、お風呂沸かして来たよー…って、寝てる?」
ソファに横たわり、完全に爆睡している涼ちゃん。まああれだけ酔っていたなら仕方ないか、と思う反面少しだけ寂しくなった。
「…俺ちゃんと待ってたんだよ。」
ゆっくりと、起きないように横に腰を下ろす。気持ちよさに眠る涼ちゃんの頬を優しく撫で、額にキスを落とす。とりあえず、と雑に投げ捨てられた涼ちゃんのジャケットを片そうと手に取った時、ズキリと心が痛くなる。
「……やっぱ女の人と会ってんじゃん。」
服の背中側に付いていた1本の茶色い髪の毛。キャバクラに行った、と言う事実がある以上、一切女の人と会っていないとは思っていなかった。本人は気付いていないが、彼にはだいぶ魅力がある。人を惹き寄せる何かも。だからこそ俺は涼ちゃんをずっと傍に置いておきたい。1秒たりとも離したくないのに。
「涼ちゃんは俺の気持ち分かってないよね〜…。」
何も知らずに夢の中に居る涼ちゃんの上に乗り、緩んだ表情をそっと撫でる。
「…ご褒美も無しに放置とか、ダメでしょ?」
無防備に晒された首筋に口を近付け、傷一つ無い白い肌に力任せに歯を立てた。
「……っっっ!?」
「あ、おはよ♡」
涼ちゃんの肌にくっきりと残った痛々しい痕。飛び起きるや否や、状況が理解出来ずに目を白黒させている。
「何すんの…、!…あぁぁ…ここ服で隠れないのにぃ…!!噛んじゃダメってこの前言ったよね!」
噛み痕に指先で触れながら、怒ったようにそう発する涼ちゃんをじっ、と見つめる。いつもの俺ならここで大人しく謝って引き下がっていただろう。でも今日は違う。
「…じゃあ俺悪い子?」
「ばか!悪い子!」
まんまと発してくれた求めていた言葉に思わず口角が緩む。
「……へえ、悪い子は涼ちゃんなのに?」
一瞬で強ばった涼ちゃんの表情。また何かを言いかけた口をすかさずキスで塞ぐ。
「ん゛んッ……、っ、ふ…」
口内で逃げ惑う涼ちゃんの舌先を執拗に追い、苦しげに胸板を叩かれるのも構わず絡め続ける。次第に手の動きも鈍くなり、目が虚ろになってきた。そろそろかと思い口を離せば、ようやく酸素を取り込めた涼ちゃんにきつく睨まれる。
「…っ、は…ぁ、ばか、死んじゃうって…!」
「俺に殺されるのも幸せじゃない?」
「…そうかもしれないけど…って、まだお風呂入ってないから、!」
「お風呂沸かしてきたのに寝てたの涼ちゃんじゃん。」
服の下に忍ばせようとした手のひらを制止される。もう散々「待て」をされたと言うのに、尚も止めようとする様子に少しだけムッ、とした。
「、!?ちょ、若井…!」
俺の手を掴んでいた涼ちゃんの両手首を掴み、片手で束ねて彼の頭の上へと押し付ける。羞恥に赤らんだ表情がよく見える体勢で、あまりにも無防備な姿にゾクゾクと背筋が震える。嫌そうに顔を背けるその表情も、今は俺の興奮を助長する材料にしかなり得ない。
「ねえ、俺の方見てよ。」
「ん……」
まだ酔いが残っているのか、うっすらと朱を纏う頬を片手で掴み、無理やりこちらに向かせる。ようやく俺の方を見据えたいつもより反抗的な潤んだ瞳。
「涼ちゃんご褒美全然くれないから、勝手に貰うね♡」
「わか、い゛ッ、!も、いきたいの、ッ゛♡…っ、ん゛ぁ、う゛♡」
ゆっくりと腰を動かす俺の下でグズグズと涙を零す涼ちゃん。なんでこんなにぐずっているかと言うと、答えはただ一つ。
「いきたいよね。じゃあ1回だけね。」
そんな俺の台詞に、期待を含ませた瞳を向ける涼ちゃんの中を激しく動かす。可愛らしい嬌声を耳に、丁度達しそうなタイミングを見計らってピタリと動きを止める。
「あ゛ッ、う゛…♡、ッ〜〜…、?あ、ぇ………♡♡なんでッ、!♡」
もう何度これを繰り返しただろうか。最初は名残惜しそうな表情を浮かべていただけの涼ちゃんも、流石に泣き出してしまう始末だ。
「イきたいのにいけないって苦しいよね?」
「っう゛ぅ〜…♡」
悔しそうにこちらを弱々しく睨む涼ちゃんの頬を優しく撫でる。
「俺も会いたいのに会えなかったんだよ。沢山嫉妬して、苦しかったなぁ…。、ッ…。」
「い゛ッ…あ゛♡ん゛ッ〜〜♡♡」
手のひらで支えていた涼ちゃんの綺麗な太ももに思い切り噛み付く。それと同時に、噛み付いていた太ももがガクガクと大きく震えた。まさかと思い涼ちゃんの姿を視界に映せば、自身のお腹の上を白濁で汚して、驚いた顔を浮かべていた。
「…へえ、俺に噛まれてイっちゃうんだ。あれだけ怒ってたのに?」
「ん、…ぁ♡いまの、気持ちよかった♡」
「っ…、全部涼ちゃんのせいだからね。明日俺のこと怒らないでよ、ッ…」
とろんとした表情で可愛く微笑んだ君に、自分の中の何かがプツリと切れる音がした。何とか保っていた理性なんて捨て、華奢の君の腰を掴み、欲望のままに腰を打ち付けた。
「ッあ゛♡きゅ、に、はげしッ、い゛、…♡ん゛あ♡♡…ッ〜〜!!♡」
おわり
結局次の日怒られて忠犬に戻ったとか。
あまりにもネタがなさすぎるので、昔の小説を引っ張り出して良い感じに内容改変して出そうと思ってるんですけど、CPに迷ってます。
❤️💛か💙💛……🤔
正直、作ったのが昔過ぎて文章も構成もとんでもないことになってました。出せたらいいな〜くらいで……🤤
コメント
7件
🔞書くのうますぎません???涼ちゃんかわいぃ😇😇、どっちも見たいけど❤️×💛気になります😖💖
かわいっ! いい子に待ってた反動可愛すぎです💗 忠犬に戻ってるのもwkiさんぽい🤤 ❤️×💛みたいです!
是非りょつぱさんが見てみたいです..👀💕