12月。
猛君の試験までもう1ヶ月を切っていた。
猛君は受験勉強を始めてから今までの猛君では信じられないくらい毎日勉強をしている。
常に教科書か単語帳を持ち歩いていて、暇さえあれば勉強をしていて猛君の集中力は半端ない。
「結衣、昼飯行こうぜ」
「うん!」
私は急いで猛君と自分のお弁当を持って、猛君と一緒に教室を出た。
猛君が受験勉強を始めてから私にも何か出来ないかと思って、猛君のお弁当を作る様になった。
今までお弁当を作って来た事はなかったけど、大好きな人の為に作るのはすごく楽しくて、猛君がいつも残さずに食べてくれるのが嬉しくて毎日の楽しみにもなっていた。
いつもの様に空き教室で二人でお弁当を食べている時。
猛君の口数が減ってきたかと思うと、ご飯あと一口の所で目を閉じて頭を揺らしていた。
「猛君?」
「Zzz……んぁ?ね、寝てたわけじゃねぇし……********
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