ある日俺ん家のすぐ近く、同じブロックの右側の2軒先に新しく引っ越してきたやつがいるらしい。どうやら俺と同い年の男がいるらしい。なぜ「らしい」って言っているかって?アイツらが挨拶に来た時姉貴と喧嘩してその場にいなかったんだよ。翌日、寝坊して姉貴に学校まで車で連れてけって頼んだんだけど当たり前のように走ってけって言われたから走っていったら結構遅刻した。姉貴め。教室に入るとすぐその異質な空気に気づいた。いつもより少しピリついていて、そして俺の席の後ろに知らねぇ奴が座っていた。俺の席、今まで一番後ろだったからプリントの時楽だったのに。ちくしょう。それから俺はゆっくり教室に入っていったが案の定センセーに見つかり怒られた。姉貴め。そして席に戻ると俺の後ろのやつ授業も聞かず何やら難しそうな本を読んでいた。Event Horizon…?なんだそりゃ。
「Hey,what are you reading?(ねぇ、何読んでんの?)」
「Oh, you’re interested in this? This is a book about Mars. Aren’t you curious what would happen if humans moved to Mars?(おぉ、これに興味を持ってくれたのかね。これは火星についての本だよ。人類がもし火星に移住したらどうなるのか気にならないかね?)」
「Ah,yes,yes.All right,all right.(あーはいはい。分かった、分かった。)」
1を聞けば100や200返ってくる変なやつだと思った。するといきなりセンセーが怒鳴った。うるせぇなと思ったら俺に対して言ってた。そーいや授業中だったな。めんどくせぇ。これも全部姉貴のせいにしとこ。
Lunch timeに気になってまた、あいつに話しかけてみたらどうやらうちの家の近くに引っ越してきたヒューストン・ウィングフィールドってゆーやつらしい。名前なげぇな。なぜか俺があいつと話す度、他のやつに見られている気がした。てか、見られてる。冷徹な目で。なんでか聞いたら自己紹介の時に来た質問に対して「Are you idiot?(君は馬鹿なのかい?)」と言い、クラスの奴らにハブられてるとの事。だから教室入った時ピリついてたんか。こいつ、馬鹿なのか天才なのかわかんねぇな。と思っていたらクラスのboysが俺らに近寄ってきていきなりlunchのゴミであろう、バナナの皮を頭にのせてきた。律儀に2人分ポンっと置かれた。俺はムカついたから、何もしないあいつの分まで俺がバナナの皮をのせてきたやつを殴ってやった。するとバナナ野郎はすぐに消えてった。shit.(クソが。)まだ収まらない怒りを押さえ込みながらまた俺はあいつと話してた。あいつの楽しそうに話しているキラキラした目は他の誰よりも綺麗だった。
コメント
3件
めっちゃ気になる!!!!!!
もしやスタゼノだったりしますか!!!!