テラーノベル
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あの出来事があってから、使用人達の虐めは時が経つうちに内に目立たなくなっていった。
「gt様、お疲れ様です」
gt「あぁ」
「珍しいですね、お母様やお父様が不在の時に仕事をするなんて」
gt「最近いい拾い物をして、気分が上がってるんだ」
「…あぁ、あの野良犬のことですか」
「よろしいのですか?あんなものを一族に加えて」
「重罪の罪を犯した犯罪者でしょう?」
gt「俺がそうするって言ったんだから、お前もそうしろ」
「……はっ」
gt「さて…試しに呼んでみようか」
gt「us、おいで!」
彼は遠くにいた俺の存在を見つけると、肩の力を抜き深く息を吸った。
呼ぶ声は大きかったが、尖っているものはなくあの慣れ親しんだ響きだ。
持っていた雑巾を床に落とし、彼の元へ駆け寄る。
gt「ほら、いい子でしょ?」
「まぁ…」
「でも、そばにいない時とかはどうするんですか?」
gt「大丈夫だよ」
gt「usはずっと俺から離れないから」
「…そうですか」
gt「あ、今俺に嫉妬したでしょ?笑」
「いや…ただ単にバカップルぶりを見せられただけなんですけど」
us(…何の話?)
館に連れてこられてから数週間が経とうとしていた。
俺はようやく、下僕以上の価値があることを示し続けることが出来たのだ。
…ただ、神様は俺への追撃を仕掛けてくることには変わりはなかった。
数日後…
mb「たくっ…usを追放して俺が主人になったというのに、なぜ使用人達は拝命しない?」
mb「くそ…努力が水の泡じゃないか!!」
お屋敷では…俺を追放した張本人は、日々が経つうちにつれ頭を抱えていた。
俺が無実の罪だと言う噂が街中で広まっていたから。
理由は勿論…俺を追放した使用人が単なる能力不足だったというとこだろう。
業務内容や仕事をサボり続け、そんな日々を過ごしているうちに使用人達からそっぽを向かれたのだ。
mb「…仕方ねぇ」
mb「使用人などどうでもいい」
mb「あいつを下僕にして、屋敷で働かせるように命令しよう」
mb「……ぐふっ笑 我ながらいい考えだ」
ゆっくりと口角を持ち上げる。
mb「おいお前ら!外出の準備をしろ」
「で、ですが…まだ仕事が」
mb「あぁ!?俺の命令が聞けねぇのか!!?」
「も…申し訳ありません!」
濁った視線は獲物を品定めするように相手をなぞり、唇の隙間から漏れる息は妙に湿っていた。
【第4話 ~完~】
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