ルチオは振り向いた。
倒れこんでぐったりと目を閉じているロメを抱きとめているのはユズナである。
そして、その横で腕を組んで立っていたのは砂田サラだった。
ロメの様子を確かめていたユズナが顔を上げる。
「サラさん、気を失っちゃったみたい」
「任せていいかしら」
「はい」
ユズナが頷くと、サラはルチオへと視線を投げた。
「バーでロメさんを見かけて、様子がおかしかったからあなたに連絡したけれど……間違いだったみたいね」
「あんたは黙っててくれ、サラさん」
ルチオは食いしばった歯の間から言葉を押し出した。
「一年前に俺がこのクソ野郎の息の根を止めとけばこんなことにはならなかったんだ。今度こそきっちりトド***************
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