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玄関のドアが開いた音がして、俺は飛び起きた。
部屋を出てリビングに行くと、いつもいるはずの青はもういなかった。
朝ごはんは作ってくれたらしく、丁寧にラップに包まれてダイニングに置いてあった。
謝れなかった。
青の作ってくれた朝食を食べながら考える。また俺、嫌われちゃったかな。
ついに、一番大切な人に嫌われちゃったんだと思ったら何だか泣けてきて、せっかく作ってくれたご飯が台無しになってしまった。
ここにいると色々考えてしまう、と思った俺は、気持ちを切り替えるべく、少し早めに家を出ることにした。