僕は…幽霊になっても友達がいないのだろう
そりゃそうだ
幽霊なんて
そんなすぐ存在するものでは無い。
僕━━━━大先生がいなくても
当たり前かのように世界は動き続ける
世界は回る
そんなことわかっていた。
『寂しいなぁ…』
僕はなんのために死んだんやろ。
心配されたかった?
みんなが僕が死んだ悲しんだ欲しかった?
泣いて欲しかった?
それでもやっぱり…
『きづいて、ほしかったなぁ…、ッ』
死んで後悔も未練もない。
なのに涙がでて…
『…幽霊だから涙も出ないんやねw』
? 「…だい、せんせ?い…?」
懐かしいような最近会ったような声
後ろを振り向く
黄色のオーバーオール
目を見開く
ニット帽を被った…
『…しゃお、ちゃ…?』
sho 「…あ、は、あ?え、…ぁ」
『しゃおちゃん…?』
sho 「ばか、なんで、なんも相談しなかったんや…ぁッ」
シャオロンが僕を叩こうとするが
すりぬける
シャオロンが涙をこぼした
sho 「は、おまえ…ゆうれいなん?いや、そう、よな」
『…え、なんでシャオちゃ…みえるん?』
sho 「身近に死んだ人がいたら見えるようになるって聞くで。」
sho 「……大先生の第1発見者は俺やし。」
『…え…』
sho 「……だい、せんせい…」
『と、とりあえずしゃおちゃの家いこ』
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