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どれだけ過去が暗くても

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どれだけ過去が暗くても

10 - 第8話─妖気

♥

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2025年05月02日

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✱ mmmr様二次創作注意
✱ 暴力表現あるかも


✱ 仲春様の『明日を見るために』を参考にしています。(許可もらい済)








───〇〇〇さん視点


いえもんさんとその弟子が2人。

茶子さんと菓子さんだ。

めめさんとレイラーさんは嬉しそうにいえもんさんたちを仲間に引き入れた。


───”めめ村”をまた結成するため


めめさん…いや、死神 “メメント・モリ” を中心として動いていたグループ。

何年前だろうか…めめ村が天使の襲来に襲われたのは、300年前くらい?

そっから神によってめめ村全員の記憶が消されて…抗えたのはメテヲとめめさんだけなのにメテヲはなんも出来なかったな……

いえもんさんも…忘れちゃったかな。

成長したな〜。めめ村に入ったばかりの時は弱くてメテヲにくっ付いてたのに…

なんて思い出に浸っていたら1人の悪魔がメテヲの前にやってくる。


「こんにちは、メテヲさん」


その姿は妙に見覚えがあって、何故かめめさんと同じ魔力を感じた。


「こんにちは。悪魔さん。

メテヲと会ったことある?」


そう言ったら悪魔はメテヲを睨んでくる。

その目は赤く見とれてしまいそうだ。


「あ、忘れちゃいました?

まぁ昔殺した“はず”の悪魔なんて覚えてないでしょうけど。」


「え〜!昔殺したはずってか…」


「今殺されちゃったとか?」


メテヲは光属性の槍を使って悪魔の心臓を刺そうとする。そうするとある人からのある一言が運命を変えた。


「メテヲさんッッ!村長命令です!

刺さないでくださいッッ!!」


その言葉を発したのは誰だと言うばかりに後ろを振り返るとそこには意外な……まぁ村長って時点で…予想していた人物がいた。


「めめさん?」


そこにはめめさんと…いえもんさんがいた。


「いえもんさん……ッ」ボソッ


彼の名前を呟くがいえもんさんにはきっと…届かない。


「呼びました?」


いえもんさんが不思議そうに問う。

そうか…メテヲのこと思い出してないんだ…


「どうかしました…?」


いえもんさんが心配そうにメテヲの方を見てくる。もう覚えてないことを確信すると、目から涙が溢れてくる。


「え…ッ!?えっと…メテヲ?さんッ!だいじょうぶですか…!?」


どうやら心が読めるようになったらしくメテヲの名前を呼ぶがその声はメテヲの心をえぐる。


「い゛えッもん’さん…ッあ゛いた’かったぁ……ッなんで帰ってこないのさぁ…ッ!」


メテヲがそう叫ぶといえもんさんは心配したようにメテヲの近くに来る。


「え…ッ?は…ッ?」


メテヲの近くに来るなり目を擦り出す。

どうやら驚いてしまったようだ…

メテヲの妖気に──。


「ッはッかヒュッは─ッ…はーッ」


「え、ちょッ!?メテヲさんッ!!?」


「めめ…さん…?」


───いえもんさん視点


この人…相当やばい……!!

メテヲと名乗る中性的な見た目をしている天使…?がもう死にそうだ。多くの魔物は自分の心臓によって生きているから心臓に異常がない限り死ぬことは少ないのだが、この人の場合自分の妖気で生きているため、妖気が体の内側に抑えきれないと死ぬ…ッッ!!


「あッッ!菓子ッ!あの人に変身できないッ!?」


茶子が焦りながらも菓子に相談する。

どうやらあの人というのは昔戦った魔女らしく、そいつの能力は


「あの人の能力、人の妖気をコントロールする能力だったわよね…出来るかもしれない」


……まぁ、いま菓子が言ったように人の妖気をコントロールできる能力だ。


「やってみる価値はあると思いますよ。

私も、その…妖気をコントロールできる友達がいたんです。」


「おー、レイラーさんナイス!

 じゃあやってみよう!菓子!」


「りょ──ッかいッ!」


───レイラーさん視点


「りょ──ッかいッ!」


菓子さんの化け猫の能力によって菓子さんの姿が変わる。ショートカットで、淡いピンク色、少しカールがかかっている髪。

その綺麗な瞳は髪とおなじ綺麗なピンクで、その姿はまるで───。


「ひな…ちゃん…ッ?」


私がそう発するなり師匠が哀れな様な目でこう発する。


「ルカさんはどこいったんでしょうね。」


師匠は私を試すようにニコッと笑う。


「ルカさんって誰ですか…?

あ、すいません体はこの人のものですが

精神は普通に”菓子”なので。」


「……そうですか。」


めめさんが小さい声で呟く。その後今までの会話が全て0になったような笑顔でルカさんのことを語る。


「ルカさんはめめ村のメンバー…でした。

今の菓子さんの体の本人の兄…または奴隷か…って感じです。」


数日前は心地よく感じためめさんの笑顔は今では少しばかり怖い。


「なんか闇深ですか!?」


茶子さんが閃いたように言う。

いや…こいつ空気読めねぇなぁッッ!?


「ん〜。闇深って訳ではないんですけれど…いや、そうかもしれません…」


あ、めめさん気にしないんだ


「…と言うか使えないです。能力…」


菓子さんが申し訳なさそうに言う。


「え〜ッッ!?どうする〜?」


茶子さんはあいからわず空気読めない


「ん〜…あれ、やりたい?菓子に任せる」


あれ…?あれってなに…?


「やりましょっか…じゃないとこの天使死んじゃいそうですし」


数秒間気まずい空気が流れていえもんさんが「あ、忘れてください」というまで誰も話し始めなかった。


「……この人お姫様だったんですかね。

ドレスがとても綺麗です。」


「お姫様…ですよ。死んでいません。」


「「「「はッッ!?」」」」


「嘘…ッッ」


私がうっかり発した言葉にピクッと反応するめめさん。


「あれ、私レイラーさんには伝えたはずなんですか…そうですよ、ひなちゃんはまだ生きてます。お姫様です。あの国の───。」


『あの国』その言葉に私はビクッと来た。


「「ノースランド…」」


「ご名答。レイラーさん」


「え、でもあそこって……!!」


そう、そこは過去50年ほどで【三銃士】によって消された国だ。え?【三銃士】ってなにって?【三銃士】いうのはもうもはや都市伝説レベルで強い3人の銃士で、本気を出せば神でも…敗戦は無いらしい。(わざとの場合を除き)


───いえもんさん視点

(視点変更のタイミングキモすぎん?)by🪽


「まさかですけど…」ギロッ


レイラーさんが俺を睨みつけてくる。


「師匠睨みつけないでくださいよ〜

   俺たち仲間でしょ〜?」


煽り混じりに発した言葉。

挑発しても問題ない。


───負けるはずがない。


いや…負ける気がしない。


「いや…いえもんさんたち、【三銃士】じゃないですか…?」


レイラーさんが呆れたように言うが…

三銃士ってなんだよ…ッ?誰だよ…

三銃士…考えても分からなそうだったので俺は話題を変える。


「てか、菓子できそう?」


「多分行けます」


俺は菓子と手を繋ぐ。


「少し抜けますね」


そう俺が言い放ち、菓子が能力を発動する。


「パスト・ライド」


パスト・ライドは菓子の能力。

過去の事実を知ることが出来る。

手を繋ぐと共有も可能だ。


「え──ッ!?ま──はゃっ、─ない!?」


「えッ!?ち──いっ、─ん!?か───ッ!」


「ちょっ!?───てッ!?───から!」


途切れ途切れに聞こえるその声は心配しているような声で、少し安心してしまった。


「すぐ戻ってきますよ───。」


少し不快な機械音、ノイズみたいなものが耳に響く。その瞬間俺達はある城の目の前にいた。その城は驚くほど大きく、多くの財力を持っているんだな、と純粋に思った。

城の目の前には門番が15人ほどいて、正面から入るのは不可能に近いだろう。


「全員の首切るのは可哀想だよね…」


「上から行きますか」


「そうしよっか」


そう言った瞬間俺達は軽々と飛んで…ん~、軽く10m位だろうか、そこの窓から入る。

その時1人の門番が俺たちに気づいたようで、声を荒らげる。


「侵入者ですッッ!!6階、窓から侵入者ッ!」


慌てた様子で報告する1人の門番、その瞬間1人の門番が俺たちを指差しながら話し始める。俺達はせっかちな訳では無いので話を聞くとするか…菓子は不満そうだけどね、笑


「おまッ、お前ッ!!

   どこから入ってきたッ!!」


その質問に俺が答えようとすると、

菓子がニヤッと笑い門番に言う。


「あら、がら空きだったので。」


その瞬間、俺は菓子に引っ張られ強引に部屋の中へと連れ去られる。


「あんな奴らと話す意味なんかないです。

    行きましょ、師匠」


「ふふ、菓子はせっかちだね」


「なんですかそれ…」


菓子が苦笑いする。俺は久しぶりに幸せを感じた気がする。


───この後に起きる悲劇も知らずに



🪽‪はいっ!!切ります!!

     旅行中とは言っても流石に投稿して

     無さすぎやろ…ごめんなさい!!


NEXT… やる気が出たら書く♡


































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