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ルカさん囚われてる…のか?まずそう…
✱ mmmr様二次創作注意
✱ 暴力表現あるかも
✱ 仲春様の『明日を見るために』を
参考にしています。(許可貰い済)
───いえもんさん視点
中に入っていくとそこは相当広く、
まだまだ上の階があるようだ。
赤いカーペットが床一面にひろがっており、
真ん中には螺旋階段。だが俺達の目的はこの城に侵入することでは無い。
「チェンジ」
菓子が能力を解除し、いつもの姿に戻る。
そうすると、びっくりしたような表情でこちらを見ている少女がいる。その姿は先程の菓子に似ていて…あ、てか同一人物か
「え〜!すごいね!化け猫の子ッ!」
少女は好奇心の塊のような目でこちらを見てくる。だが俺は勘づいた、恐らくだが菓子もだろう…ただのお姫様に種族は当てられない。ただの獣人の可能性だってあるのに、化け猫だと1発で当てられた…ッこいつ俺らと戦ったより強くなってる…?時空は同じなはず…ッ。そのことに俺は少し戸惑ったが、菓子はびくともしない。むしろ笑っている。
「こんにちは。たしか…
ひなちゃん…と言いましたっけ?」
「あったりーッ!!すごいねぇ!
そっちはーッ?」
俺達は試されているのだろうか。
そう思ったがたかが名前なので正直に言おうとすると、また菓子に先を越される。
「私は茶子、この人は…メテヲです」
何故か嘘をつく菓子、まだ状況を理解出来ていない俺、疑いの目をむける少女。
「面白い嘘つくねーッ!ただの名前なのに…」
少女に嘘を一瞬で見透かされる。
今度は俺が本当の名前を言うとしよう…
「俺はいえもんです。こいつは菓子。」
「正直者ーッ!気に入ったかもッ♪」
こいつ調子乗りすぎだろ…まぁいい、目的の1つは達成…ッと後はもう1つだな…
「…師匠もういいですよね」
「聞く分には」
「ん?どうしたーッ??質問ならこのひなちゃんに何でも聞きなさいッッ!!」
純粋無垢なその面はすぐに剥がれ、本性をさらけ出すだろう。そんなことを思っていると、俺が無意識に睨んでいたのだろうか、少女が反応する。
「いえもんさんー?どうしちゃったの急に睨んでーッ!怖いじゃーッん!!」
「…すいません癖なもので」
「あはは、敬語じゃなくていいよ〜、
ただのお姫様なんだし!」
遠慮するなと言うばかりにこちらを見てくる少女。外がだいぶ騒がしい、恐らく侵入者が居たからだろう…
「じゃあ、ひなお嬢様。
単刀直入に聞きます。」
敬語を使っただろうか、少女もこちらを睨んでくるがその目に殺意は籠っていない。
「だからやめ─」
少女が俺の言葉を遮って発言しようとすると、菓子が少女の口を塞ぐ。今日はやたらと不機嫌だなぁ…
「師匠の言葉を遮るな」
普段紫とピンク色の目が、金色に染まっていく。またもや髪は黒に染まっていき、猫耳も黒く変化した。少女にこの魔法は効くらしく、動けないような素振りを見せている。
「今日はやたらと不機嫌だね、菓子」
「…」
反応しない菓子に俺は若干いらっと来たができるだけ会話のラリーを続けるようにする。
「『黒猫の加護』使うなんていつぶり?笑」
「…師匠、私は今心底不機嫌なんです」
答えになってない回答を返されて少し不快に思うも、言葉には出さず顔にも出さない。
少女は慌てている様な顔をするなり、菓子が少女に話しかける。
「ルカはどこですか」
少女は焦り、悲しみ、面白さが混じったような顔をして答える。
「ルカ?私はそんな人知らないな〜」
少女が笑顔で答えるがそれは今までの純粋無垢な笑顔ではなく、まるで仮面を被っているような笑顔。本当の自分の気持ちは見せない、そう言っているようで変な気持ちになった。
「ルカ…貴方の兄ではなくて?」
菓子がそう言うと少女は驚いた。
「は”ぁ…そこまでバレてるのね。
もういいわ。そう、私の兄ルカ…いいえ、
雛鳴 ルカは…ッ」
「地下牢にいるわよ」
🪽 切りまぁす⤴︎︎
いやー短いですね!ごめんなさい!
ねくすと…やる気が出たら書くぴょん