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テラーノベル(Teller Novel)
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※ 青黄メイン ( 桃黄要素あり )

※ 桃黄地雷さんお勧めしません








僕はころちゃんがすきだった。





急に僕に遊びに行こ!って誘ってきては遅刻したり、その後もまた誘ってくれたり 家で住んでいるかのようなぐらい家に居座らせてくれたり 部屋掃除をさせられたり 夜中に連れ回されたり、、、 ころちゃんとは色んなことしたし色んなこと教えてもらった。僕はそれを 恋 だと思ってた。 いつも僕に強く当たってきたり口悪かったり機嫌悪かったり僕を雑に扱ったり僕に掃除とかしょっちゅうさしてきたころちゃんだけど、僕がしょげたり元気ない時は優しく接してくれたり しょうもないことを言って笑いをとってくれたり 、、、ころちゃんの僕への 特別 がすごくすきだった。



そんなのは昔のことで、いまはちがう。

今思えば僕ところちゃんは依存だったななんて思ってる。僕は人との距離感を掴むのが下手だ。だってそんなにたくさんの人とかかわってきたわけじゃないしそんなたくさん友達がいたわけでもない。それなのにころちゃんは急にグイグイくるし 僕を色んなとこ連れてくし   ころちゃんは悪いとこいっぱいあるけどその中で見える優しさや良いところがあ …ってちがうちがう、ころちゃんは確かにいい人だ、いい人だけど、恋ではなかった。


そう…いうことにしている。

依存と恋が僕には同じように見えるけどきっと違う。だから僕ところちゃんは依存関係だったんだよ、そう。そうだよ、僕への特別扱いなんてあの時だけ。今は違うもん、ね。


「はぁ…」







✩.*˚



「おはようございます~」


「あ!さとみくん」


「よ、るぅと」


それで僕は今”恋”をしている。

その相手はメンバーのさとみくん。

顔がイケメンで、色んなところがかっこよくて 最年長らしくお兄さんみたいな一面もあれば電車が好きだったとか子供っぽい所もあるさとみくん。ゲームに熱くなれる僕たちはすごく気が合う!!!!と思う。

声ガサガサで大声出しまくってゲラゲラ笑うころちゃんとはおおちがい。


「なあるぅと」

「ん?」

「この後メシ行くけど行く?」

さとみくんからご飯に誘われた…!?

さとみくんは気分屋だし結構ひとりで居たい日はひとりでいたいの知ってるからすごく嬉しい。断る理由なんてない!!!!

「え!行きたいです!」

「りょーかい」

さとみくんがフッと笑った。

なにか企んでないといいけど、、






やられた…



そう心の中で思うのも許して欲しい。

実はレコーディングが終わってさとみくんにトイレ行ってるから先外出といて と言われて20分経ち(めっちゃ寒かった)何故かころちゃんが来て さとみくんは? と聞くと 帰ったよ なんて言われた。気分屋にも程があるだろ、、なんて思ってじゃあ帰りますねといってくるっと後を向いたらころちゃんに肩を掴まれて

「僕んち来なよ」

と言われた。



それでころちゃん家に入って ころちゃんは最近料理をしてるみたいなので料理を振舞ってくれる事になった。正直楽しみだ。

今はソファーでゆったり。ふわふわ。

だけど、普通ならさとみくんと今ご飯言ってるはずなんだけどなあ…


「はぁ」


「…ねえるぅとくん」


僕のため息を聞き取ったのか台所からころちゃんの声がする。

そして使ってたフライパンを置いて、僕の方にやってくる。

ぐんぐん、と近づいて来て、僕の目を見る。

それがちょっと恐くてなんですかと応えた。


「最近、ため息増えたよね」

「え…?」


ころちゃんが話し出す。


「結構るぅとくん最近疲れてるように見えるんよね。他のメンバーも言ってたよ だから今日は泊まっていきなよ」

「え?でも…」

「作業とか、るぅとくんがどれだけあるかとかしらないし僕がるぅとくんの今日を貰っちゃったら 作業もっと大変になるかもしれないけど、今日だけでもゆっくりしていきなよ」


うーんって考えて俯いていた顔を上げる。

ころちゃんの大きな瞳が僕を射抜く。

あー、ころちゃんって

「やさしいなぁ」


あっ、と声を漏らす。


声に出すつもりじゃなかったのに、声に出ちゃった。あげた顔をまた俯かせてしまう。

すると、ころちゃんがソファーに座ってる僕に正面から勢いよく抱きついてきた。


「…どうしたんですか、ころちゃん」

「お前なぁ…」


ころちゃんが離れていく。

立てっているころちゃんの顔を見上げたら ころちゃんの頬と 髪で隠れてるけどちらちら見える耳が赤く染っていた。照れ屋さんなころちゃんにふふって笑う。

ころちゃんは頭をガシガシとかいて僕の方

を見た。 ころちゃんの瞳が揺れている。


「…ねぇ、るぅちゃん」


今となっては珍しくなったころちゃんの呼び方にドキッとする。


「今日、泊まっていくでしょ?」


ころちゃんからは、もう逃げられない。

依存でも、恋でも、何だって知らない。

僕はころちゃんが、すき。


「…うん、あのね、ころちゃん」






「…やっぱなんでもない!」


あははって笑うと なんだよーとおちゃらけたころちゃん。

そう、これ。これじゃなきゃ。


おちゃらけたころちゃんが一番接しやすい。

でも、真剣ムードなころちゃんもカッコ良かったよ。なんて、言えないことを胸に秘める


ねぇ、ころちゃん。

ため息本当は沢山ついてたよ。自然と出ちゃうなんて思ってたけど本当はころちゃんに心配されたかったのかもしれないね。

僕はころちゃんの言う通り、かまちょだ。

でも僕がかまちょをするのはころちゃんだけ

だからころちゃんも僕だけ特別で居させて。


そう思いながら 台所へ戻るころちゃんを見守った。

袖をまくる姿がカッコイイな なんて。

一度意識しちゃったらもう、戻れない。

ねぇ、気づかせてくれてありがとう。

僕はころちゃんがすき。ころちゃん、



恋をはじめよう。





♡♡♡


閲覧ありがとうございました🌻久々に書いたので前より下手になっているかもしれませんが…昔のことを思い出するぅとさんを描きたくなりました♩またぼちぼち書いていきます久々に覗いたら色々増えててうれしいです♡


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