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深夜バスというのは、休憩を挟みながら通常の走行時間よりもずいぶんと時間をかけて目的地に到着する。


私は東京着前の30分ほど、シートを倒してうとうとと微睡んだ。


その間にも、頭は休んでいないようだ。

無意識のうちに到着後に何をするか、順に考えている。


――怖くない


目を閉じたまま、自分に言い聞かせた。

祖母が言っていたことがある。


【この世に降りて来た魂を宿すのが肉体で、人はその肉体をお貸しして生きている】


その意味が理解できたのは、父の亡くなる時だった。


――私は……神様が私の肉体を使う、最後のお役目を果たすだけ。お金は、誰かに残すのではなく、社会へ還す


それには、都会がいいと思う。

選択肢が多いだろうから。

でも、その前に整えるものを整えないと動けない。

あまりにも、何も持たずに出て来てしまった。


ホテルを家のように使うために、スイートルームを月単位で使えばいいとひらめいた私は、バスから降りると24時間オープンのカフェでホテルの検索をする。


――あ、お腹が空いた


カフェオレしか頼まなかったけれど、よく考えたら24時間以上、点滴と飲み物しか体に入れていない。


――これでは目的達成の前に死んでしまうわ

菊が舞う、その前に

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コメント

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お祖母様の言葉、聞いたことがあります。 その言葉を理解し、社会にお還しするという選択をしたんだね。賛成!いいと思う👏 住まいはスィート!わぁお〜⤴︎だけど、セキュリティや個人情報厳守などを考えると、高級もしくはそのくらいのレベルのホテルがいいかもね😉 何か食べよう! 腹が減っては戦はできぬ だよ!菊ちゃん(๑و•̀Δ•́)وオォーッ!!!

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