テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
162
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
……自分でも何が起こったのか分からない。
大江の二審の判決があまりにもいい加減だった、それが許せなかった。これが秩序のあるべき姿だとは到底思えなかったからだ
ただ、そこからの記憶が一欠片も存在していない。激昂に身を任せて居ると足元に死体が転がっていた。
突然湧き出た、未知の力。自然と畏怖は無くただ自分という人間の根幹を悟った気がした。
俺の中に術式、と言うらしき物が目覚めてから始めて意図的にそれを使った。殺し合いに巻き込まれた訳だが、早々襲撃を掛けられるとは思わなかった
……裁判の術式。
処刑台が並ぶおどろおどろしい光景ではあるものの、自然と慣れていた、もはや心地良さすらあった。
ふと、握らされた光り輝く剣を見てこの刃を自分に向けたらどうなるのかと思った。