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【 3×5 】 聴覚過敏(5)
リハーサル
ユーキ「……っ…ふっ……」
ダンス中。
ドォォン!!!
ユーキ「…っ!!…ぁ”…がッ…っ」
耳を塞ぎ、しゃがみこむ。
リョウガ「うおっ…でけぇ音だな…」
スタッフ「すみません!!落としました!!!」
リョウガ「おぉ……って…ユーキ?」
ユーキ「あぁ”っ……はぁッ…ぁ…」
しゃがみこんでいる人がいると思ったら、耳を塞いで過呼吸になっているユーキだった。
リョウガ「ユーキ!?ユーキ!!!」
カイ「え、りょ、リョウガ!!スタッフさん!! 呼んで…!!」
リョウガ「…うん…」
カイ「…リョウガ?」
リョウガは、1番冷静だったが、1番冷静じゃなかった。
ユーキが死ぬかもしれない。
その可能性があることが怖かった。動けなかった。何も…出来なかった。
リョウガ「…ユーキ」
リョウガSide
ユーキ「いやー!!ご迷惑をおかけしました!!!!」
リョウガ「……」
カイ「よ”か”った”あ”あ”あ”あ”あ”…」
カイがもうユーキを潰す勢いで抱きつく。
ユーキ「あぁ”…!!死ぬ!!!カイ!!!!」
タクヤ「ユーキ???…生きてる?…」
超近距離でユーキの頬を触りながら生存確認をする。
ユーキ「…っな…?!…近い!!…タクヤぁ…///」
…なんだこいつ。可愛い。
タカシ「う”ぅっ…ひっぐ…っうわぁん…」
ユーキがいるベッドに顔を埋めてすげぇ泣く。
ユーキ「…っおぉ…タカシ?…」
リョウガ「…っ…はぁ…」
1人だけ静かに泣く。
ユーキ「…ふふ、…リョウガらしいね」
リョウガ「…お前ってやつは…」
死にそうになってもこうなのかこいつは。赤ちゃんみてぇ。
ユーキ「笑笑、…でも!!聴覚過敏だから大きい音立てられたらまたなっちゃうから…気を付けてね?笑」
カイ「わ”か”った”あ”あ”あ”あ”…」
タクヤ「生きてる…ユーキ?…」
タカシ「もううるさいやん…ひっぐ…」
リョウガ「…っ…わかった…」
カオス。
ユーキ「…リョウガ。」
リョウガ「…ん、」
ユーキ「リョウガって俺の事よく見てくれてるよね。…リョウガいなかったら俺死んでたかも…なんつって?笑」
リョウガ「…そんな、俺…お前死ぬと思って…何も出来なかった…怖くて…お前が死ぬのが…っ…怖くて…」
ユーキ「…最初に気づいてくれたのリョウガでしょ。笑」
リョウガ「…!…」
ユーキ「ほんとにありがと。りょーが。」
見慣れた笑顔、昔の呼び方で、名前を呼ばれた。
“りょーが”
あーもう。ほんとにこいつは。
リョウガ「困る。…ほんとに。」
ユーキ「何が?!…へ??」
顔を覗かれる。
多分めっちゃ俺ニヤついてる。
リョウガ「…あんま見んな。」
後ろを向く。
ユーキ「なぁんで!!」
リョウガ「…見せれない顔だから。多分。」
ユーキ「はぁ???…もうりょーがってたまに意味わかんないよねー」
…こっちのセリフだバカ。
リョウガ「…お前…鈍感すぎだろ。」
ユーキ「どーこーがー?!」
リョウガ「全て。」
ユーキ「はぁー?」
リョウガ「俺がユーキのこと好きなことも知らないだろ?」
ユーキ「…へ?!///」
リョウガ「あは笑笑、すーぐ引っかかる。」
ユーキ「…っ…もー!!!」
ユーキが俺の肩をポカポカと叩く。
リョウガ「……」
コメント
5件

マジで主さん漫画作れますよ
最初、大丈夫!と思った。
「大丈夫?!」って思わず声が出ました…ユーキくんの過呼吸の場面、本当に苦しくて。でもその後のメンバーみんなの反応がそれぞれ違って、でも全員がユーキくんを大事に思ってるのが伝わってきてじーんとしました。特にリョウガくんが「1番冷静だったが、1番冷静じゃなかった」っていう内面の描写、すごくリアルで…好きだって気づいてるのに気づかせないような距離感の綴り方も絶妙でした。最後の「りょーが」呼びに胸がきゅっとなりました。韮音さん、ありがとうございます。続きが楽しみです🌷
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