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はえさん
520
#💙愛され
かわそ🍼💙🤍
240
怒涛に仕事をこなして、ようやく久しぶりに会えた二人。
それぞれ仕事終わりで、ソファに座っているだけでも目を閉じればそのまま眠ってしまいそうだった。それでも、二人ともなんとか起きている。久しぶりに恋人に会えたから。しかも明日は、二人とも休み。
「今日はいっぱい一緒におって、寝よな」
「うん」
それだけを楽しみに、太智は眠気と戦いながらシャワーへ向かった。潔癖症の太智にとって、仕事終わりのままベッドに入るなんて論外だ。眠くて死にそうでも、そこだけは譲れない。
「……絶対、先に寝んといてな……」
そう言い残して、太智はふらふらと浴室へ消えていった。しばらくして。
「勇ちゃん、ただいまー……」
髪を濡らしたまま戻ってきた太智が、リビングを覗く。
「…………」
返事がない。ソファを見る。
勇斗が完全に寝落ちしていた。
「……寝たん?」
近づいても起きない。
「うそやん……」
ちょっとだけ残念だった。けれど、勇斗のほうが自分よりずっと忙しかったことを知っている。
「まぁ……しゃあないか」
太智は小さく笑った。そして、眠っている勇斗の顔を覗き込む。
「……でも、これくらいはええやろ」
ちゅ、ちゅ、ちゅー、と顔中に小さなキスを落としていく。太智はしばらく満足そうにその寝顔を眺めてから、
「……ふんっ」
と、なぜか得意げに鼻を鳴らした。
「よし」
やりきった顔で、ひとり頷く。それから勇斗を起こさないように服だけ脱がせ、シーツの上に大きなバスタオルを敷いた。
「ほんまは風呂入ってからじゃないと寝かせへんけど」
今日は特別やでと、勝手に許可する。勇斗をバスタオルを敷いたところへ転がして、自分も隣へ横になる。そして、眠っている勇斗の腕をそっと持ち上げ、その胸元へ身体を滑り込ませるように潜り込んだ。そのまま額を胸にぴたりとつける。
「……んー」
目を閉じる。鼻いっぱいに、勇斗の匂いが入ってくる。仕事終わりの、少しだけ疲れた匂い。それすら久しぶりで、妙に安心する。
「……あー、落ち着く」
胸に頬を寄せたまま、小さく笑う。
「僕、勇斗好きすぎん?」
答えは返ってこない。眠っている勇斗の顔を見上げる。
「……したいなぁ」
小さく呟いて、勇斗の胸元に頬をすりすりと擦り寄せた。でも起きない。一応眠い中振り絞って、シャワーの時、後ろも準備したんやけどな。
「勇ちゃん……」
もう一度呼んではみるが、やっぱり起きない。太智はしばらくじっと見つめていたが、だんだん我慢できなくなってきた。
「……だめやわ」
手がそろそろと下に降りて行き、もう緩く立ち始めてるそれに触れる。
「……ふ、」
少し触るだけでもうとろとろと先走りが溢れてくる。それを広げて滑りを良くする。
「…はぁっ……んは、」
寝返りを打った勇斗の腕が、太智の顔のすぐ前まで降りてきた。目の前にある、逞しくて男らしい二の腕を見つめて、太智はふっと笑う。
「んむ……ふっ、……はっ」
ちゅう、ちゅうと二の腕に唇をつけ、そのまま柔らかく吸った。次第に手も早くなる
「……は、やとっ…んぅっ…はぁぁ、」
久しぶりの刺激に普段より早めに果ててしまった。ズボンとパンツで汚してしまったところを拭いてそのまま床に投げる。
「……あーぁ」
太智は困ったように笑った。
「めっちゃしたかったんやもん」
身体を起こして、そっと唇を重ねる。それから名残惜しそうに離れた。
「明日……めっちゃしてもらお」
そう決めると、少しだけ満足したように笑う。本当なら着替えなければいけない。けれど、もう限界だった。
「……眠い」
そのまま腕を抱きしめて、
「勇ちゃん、おやすみ……」
小さく呟いた。数秒もしないうちに、太智の呼吸はゆっくりになっていった。
*
朝。勇斗が目を覚ます。
「…………」
しばらく天井を見つめる。そして、昨日の記憶が少しずつ戻ってきた。
――寝た。
完全に寝落ちした。
「うわ……」
後悔が押し寄せる。せっかく久しぶりに会えたのに。隣を見ると太智がいた。自分はいつの間にか部屋着に着替えさせられている。そしてベッドには、見慣れないバスタオル。
「……最大限の妥協だな」
太智らしい。風呂に入っていない自分をベッドに寝かせるためにしてくれたのか。太智は勇斗にぴったりくっついていた。無防備な顔に寝癖であちこち跳ねている髪。口元には少しだけ涎の跡まである。
「……かわいいな」
思わず笑ってしまう。起こさないように、髪をそっと撫でる。ほどけた髪を指で整えて、そのまま額にキス。頬にも、そっとキス。太智が少しだけ身じろぐ。
それでも起きない。勇斗は笑いながら、もう一度抱き寄せた。すると、太智が少し動いた拍子に、布団の中の様子に気づく。
「……ん?」
どうやら太智は、昨日の夜にパンツを履き忘れたまま寝ていたらしい。勇斗は一瞬固まって、それから思わず笑った。
「お前さ……」
寝ている太智のお尻を撫でる。そのまま軽く後ろに触れた瞬間、
「……っ!」
太智がびくっと跳ねた。片目だけ、ほんの少し開く。
「……太智」
「んー……」
「誘ってるの?」
太智がゆっくり目を開ける。
「朝からかわいいね」
「んー……」
まだ半分寝ている太智が、へらっと笑った。
「誘おうかなぁ」
「…………」
勇斗が一瞬黙る。その言い方があまりにも無邪気で、思わず笑ってしまう。
「お前、朝からそれ言う?」
「んふふふ……」
太智はまた目を閉じそうになる。
「あーー、太智。今日のスケジュールは?」
「ん……?」
「今日、何時に何かするの?」
太智は普段、分刻みで予定を立てている。仕事でもプライベートでも、だいたい頭の中に一日の流れがある。
「今日はなぁ……」
眠そうだった顔が、ぱっと明るくなる。
「全部、勇斗とイチャイチャするっていう予定やで♡」
「……っふははは!」
勇斗が吹き出した。
「じゃあ、今のところ予定通りだな」
「せやな!」
太智が嬉しそうに笑う。
「予定通り、よろしくなぁ……!」
そのまま両腕を広げる。勇斗が笑いながら覆いかぶさるように抱きしめると、
「きゃはーーっ!」
太智が嬉しそうな声を上げた。
「勇斗!ぐっもーにんっ!」
ぎゅうぎゅう抱きついてくる。
「おはよ、太ちゃん」
「ハーイ勇斗ぉ〜!楽しいわっ!」
「はいはい」
「めっちゃ嬉しい!」
「わかったって」
それでも太智の喜びは収まらない。突然、勇斗から離れると、ダッシュで新しいパンツだけ履いてまた部屋に戻ってきて。
「いきますっ!」
「ちょ、太智?」
勢いよく床に手をついて、逆立ちをする。
「おはようございますっ!」
「お前……」
勇斗は呆然と見つめる。
「雰囲気ってのがあるだろうが……!」
逆立ちしたまま、太智がきゃははと笑う。
「だって嬉しいんやもん!」
「そういうところだよ……」
勇斗は額を押さえた。せっかく久しぶりに会えて、朝からいい雰囲気だったのに。なのに、この男は奇行しかしない。
「……はぁ」
勇斗は、逆立ちして笑っている太智を見ながら、ふっと笑った。まぁ、こういう底抜けに明るい太智が、好きなんだけど。
「太ちゃん、こっち戻ってきなさい」
「……なぁ勇斗……えっちする?」
「……っ、ぜーーったい!逆立ちで言うセリフじゃないぞそれ!!」
「しないん〜?」
「したい!!!」
「わははは!」
太智はにこにこ笑って、また勇斗のところへ戻ってくる。
「勇ちゃん!」
「はいはい」
今度はちゃんと、二人で抱きしめ合った。
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🍼テレビでもYouTubeでも供給過多で幸せです。明日から💙のドラマも始まりますね…!
下書きが10個くらいあるんですけど全部えろパート書けなくて放置してます。💙が嫌々じゃなくてノリノリでやるイメージなので、全然えろくならない笑
他の方たちの作品、すごいなぁ…!エモいなぁ…!と思いながら読んでます。
コメント
4件

わーーほんとに好きです😭
みぅ🤍🥀です。 久しぶりに会えた二人の、眠さと嬉しさが混ざった空気、すごく伝わってきました。太智くんが「勇斗好きすぎん?」って胸にすりすりしてるところ、切なくて愛おしかったです。朝の逆立ちで「おはようございます!」って言うシーン、思わず笑顔になりました。変だけど、それだけ嬉しいんだなって伝わってきて、勇斗が呆れつつも好きって言っちゃうのもわかるなあ…。癖になる温かい空気感、好きです。ねむ子さんの描く二人の関係性、本当に素敵ですね。