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寒い冬が過ぎ去り、暖かい気候になった春
トレセン学園の木は桜で満開になっていた
そしてこの日は入学式が行われていた
「今年はかなりの人数が入学してきましたね」
「新入生のほとんどがスクーデリアローマに憧れを持つ子が多いだろう」
「新入生かぁ!」
「懐かしいよね!」
キタサンブラックとサトノダイヤモンドが話していた
2人はトウカイテイオーとメジロマックイーンに憧れて入学してきたことがある。
「何話しているの?」
「ローマさん!今年かなりの新入生が入って来たそうですよ!」
「みんなローマさんに憧れて入って来たらしいですよ!」
「え?私に憧れて?!」
「あれだけの成績を残したんだから、それくらい憧れを持つよ」
「トレーナー!」
去年は無敗の三冠を獲ったが、有馬記念で周尹宣に敗れたものの、人気はある
「ねぇねぇ、3人で一緒に回ろうよ!」
「いいねキタちゃん!」
「トレーナーは?」
「俺はまだやる事あるから、楽しんで来れば?」
「嗚呼、覇王テイエムオペラオーの運命!」
ちょうどテイエムオペラオーの演劇が行われていた
テイエムオペラオー
世紀末覇王と呼ばれ、チームリギルに所属。自作のオペラは長時間にも及ぶ
中庭
「屋台もいっぱいだ!」
「どれも美味しそう!」
すると
「おいそこの赤い子!」
「赤い子?!」
赤い子というのは私なの?
「ゴルシさん!」
ゴールドシップ
チームスピカ所属。破天荒なウマ娘で度々意味が分からないことをする。メジロマックイーンとはかなり馴れ馴れしい
「ゴルシ?!」
「ようローマ!」
【何をされるんだ…?】
「どうしたんだよ」
「いや〜、ちょっと手伝わせて欲しいんだけどな!」
「何…?」
「…ブラジルまで穴ほらねぇーか!!!」
「はぁ?!」
【意味がわからない!!】
「ブラジルまではちょっとね〜」
キタサンブラックもわからなそうだし
「ブラジルか、検証してみたいです!」
「「嘘でしょ!?!?!?」」
ここは慌てて引き下がって逃げた3人
理科室
「何これ?」
「奇跡の調味料?」
仕方なく入って見た
「やぁやぁ君たち!」
「やっぱりタキオン先輩とファイン先輩…」
アグネスタキオン
ミステリアスな先輩で、日々理科室でなんか実験を行っている
ファインモーション
アイルランドから来た令嬢。ラーメンとか好物らしく味について調べている
「奇跡の調味料について研究してたの!」
「何をするの…?」
「まずは食べてみて!」
「え?」
その後、ローマは奇跡の調味料を使って食べて見たが、それはどうなったか俺は知らない…
「ここはなんだろ?」
「風水パワーでみんなリッキー☆ラッキー☆?」
「リッキーさんじゃない?」
「やぁ!キタちゃん!」
コパノリッキー
風水パワーでみんなをラッキーにするウマ娘。ダートでは最多勝記録を誇っている。キタサンブラックとは昔幼い頃からの旧友である。
「コパノ、リッキー☆ラッキー☆って何?」
「それはね、みんなを笑顔にするために風水パワーなの!」
「風水で笑顔になれるの?」
「もちろん!!」
「ローマさんは笑顔になるというか、衝撃を与えてくれる人だと思うよ」
「え?」
「だって…史上2人目の無敗の三冠ウマ娘で、唯一負けは周尹宣だけでしょ」
「それなら、みんなを元気にしてくれてるから、強いパワーがみんなを元気にしてくれてるよ!」
「そうかな笑」
こうして3人は色々な所を回った
「今日は楽しかったねダイヤちゃん!ローマさん!」
「うん!楽しかったね!」
「こんなの初めてだった!この調子で天皇賞・春行けるよ!」
「ローマさん、次は天皇賞・春に挑む予定なんですか?」
「うん、長距離の得意なウマ娘になってみようと思って!」
「楽しみ!応援に来るから!」
「私も!!」
「ありがとうキタサト!」
天皇賞・春に向けて、ローマはトレーニングを再開した