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〇〇side
深澤先輩と初めて屋上で話した日から
2週間くらい経った
あれから屋上に行く訳もなく
真面目に授業受けて過ごしていた
1つ変わったことといえば
うちのクラスの前を通る時に
絶対深澤先輩が私を見てくる、ということ
△「え、なんか深澤先輩こっちみてない?」
「うわーやっぱイケメン!」
〇「…」
△「ふは、ほんと興味無い笑」
「ここまでくるとおもろいんだけど笑」
そういう時は
絶対深澤先輩の方を向かないようにしている
誰に目つけられるか分かんないから
△「なんでそんな興味無いの?」
〇「だって、陽キャの塊じゃん、」
「苦手すぎて無理、」
△「ふは、〇〇らしいわ笑」
「男子に人気なあんたが言うのも」
「なかなかおかしな話だけどね」
〇「……は?私が人気?」
「いや、ないない、告られたことないって 」
△「……ほんと鈍感なんだから」
私が陽キャを嫌っている理由は
ちゃんとある
私の中学時代のトラウマだから
キーンコーンカーンコーン
陽キャのこと思い出してたら
なんか憂鬱になって
授業をこっそり抜け出した
さすがに今日いてる情報は聞いてないから
居ないだろうと思って
屋上のドアを開けた私は固まった
next……