注意この小説は同性愛を題材としています。苦手だと思う方は回れ右です。それでもいいよって方はどうぞ。
登場人物
安田 渚
石田 祐希
蝉の鳴く声が聞こえる。
意識の奥で黒板の音もあったが、興味がないのと蝉の声も相まって余り気にしなかった。
今日はやけにうるさいな、と窓の外に目をやると体育でサッカーをしている祐希を見つけた。
前まで同じ教室にいて気づかなかったが、ずっと彼のことを目で追っていたと言うことに最近気がついた。
汗で濡れる額、服、それに反する爽やかな髪、顔。
俺なんかとは真反対の存在。
辛いな_
なんて考えていたら、いつの間にか授業が終わるチャイムが聞こえた。
「あっやべ」
「どーした」
「あっいいところに!高橋!ノート写させて!」
「珍しいな。渚にしては。ま、いいけど!」
「まじ感謝」
幼馴染的なヤツ。高橋。
頭はちょっとアレだけど、運動神経抜群で、習字の大会?ってヤツで賞取ってた。
「はー…なんで俺の周りにはこんなにもハイスペな奴が集まんのかなぁ!」
「え、何それ何それ 俺?それ俺のこと????」
「高橋うるさい」
「あっすんません」
「ノート返す!ありがと」
「ほーい。ってかさ。」
「ん?」
「渚と祐希ってなんで仲良くなったんだっけ?小学の初め頃はそんなでもなかったでしょ?」
「あー…それな。とある漫画がきっかけで仲良くなってな。」
「へー」
「だから教室が俺の1番の思い出で、好きな場所なんだよ」
「教室好きとか変わってんなw」
「うっさいハゲ」
「あ!?まだハゲてねーよアホ!」
「まだ」
コメント
1件
今日中に続きを出そうか迷ってます。 ネタが出てこない…