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26 - 月の都攻略最終話

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2022年03月26日

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「………」

私達は一言も喋らずその場をあとにした。


月の都攻略最終話


「絶対に勝ちましょう。」

私はそれだけ言うと、先に進み始めた。

魔理沙はうつむいている。

コツ… コツ…

虚しく私達の足音だけが響く。

「ほう。やはり来たか。なかなかの実力者だとは聞いていたが……豊姫を倒してくるなんてな。」

豊姫と似ている姿をした女性……依姫が現れる。

「あんたが、私達の幻想郷を……返してもらうわ!平和な日常を。幽々子と妖夢を!」

私は依姫を睨みつけながら言った。

依姫は剣を構える。

「……一つ…条件を飲んでくれるか?」

依姫が一つ一つ言葉を連ねる。

「一つ。私が勝てば、お前たちの魂を頂く。一つ。お前たちが勝てば、お前たちの連れを助けてやる。それと同時に、スクナを助ける。もうスクナを助けられる状態だが、せっかくここまで来てくれたのだ。……楽しませて。」

ガン!

依姫が剣を振るった。

私達はすぐさま避ける。

「アンタレス!」

魔理沙が大きな球体を放つ。私も無数の弾幕を放った。

依姫が豊姫と同じように剣を突き出す。

バアァン!

「それは……宝剣か。白色をしているから……豊姫と同じような感じだな。精神を崩壊させられたりは出来ない。でも、とてつもない威力を持っているらしい。」

魔理沙が依姫に攻撃を仕掛けながら説明してくれた。

「夢想封印・結」

糸のように細い弾幕が依姫に向かっていく。

その後に陰陽玉が飛んでいく。

「アルタースパーク!」

「……挟み撃ちか。豊姫の特性を利用したな。ラストワード神凪の戦巫女」

「霊夢!」

「魔理沙?!」

魔理沙がどんッと私を押した。

鈍い音とともに魔理沙が倒れる。

腕を切られているようだ。

「……一人か。感のいいやつだ。まあ、もう終わりだな。」

私は喋る気力もなくその場に立ち尽くす。

このままでは……

動こうとしても動けない。

ずり… ずり…

何かが這う音が聞こえた。

ゆっくりと後ろを振り向く。

「え…?」

思わず声が漏れる。

そこにいたのは………

「合体剣……満開…一本桜。」

そこにいたのは妖夢だった。

重症を負っている状態でここまで這ってきたのだろう

ジャキイィン!

刃のこすれ合う音とともに目の前が白く染まる。

「う…まぶし…い……。」

私はそっと目を開ける。

そこはさっきまでいた場所とは違うところだった。

「ここは……?」

私はあたりを見回しながら先に進んだ。

「これって…これがスクナ?羽がついてる……。」

スクナは機械の中に入れられている。

私はその容器に手を当てる。

パンッ!

鈍い音とともに、ガラスが砕け散った。

「あなたが…スクナ。」

私はスクナに話しかける。

スクナはゆっくりと起き上がると、コクリとうなずく。

喋れないらしい。

「お、お願い。依姫を止めて。あなたが起きれば、依姫はきっと止まる、来て!」

私は必死にスクナに訴えかける。

スクナはしばらく間をおいて、コクリとうなずいた。

「あ、起きたばかりで歩けないか。ほら、肩を貸してあげるから。」

コツ…… コツ……

私達はゆっくりと進み始めた。

スクナがなにもない空間に手を伸ばす。

パァァァ!

「うっ…まぶしい…」

私は目を覆った。

しばらくすると……

「スク…ナ?スクナ…なのか?!ゲホッ……良かった……。約束通り…連れを助けてやる。輝夜。まず精神崩壊を起こしている子を。」

輝夜が姿を表した。

幽々子を抱き抱えている。

「すまないな。」

依姫は幽々子にそっと触れる。

カチッ!

何かが固まるような音が聞こえる。

「………これで大丈夫。」

幽々子が安心したような表情になった。

これで助かったのだろう。

「次に……妖夢ちゃん。永琳。手伝ってあげて。」

永琳はコクリとうなずくと、妖夢に駆け寄る。

しばらくして、妖夢の治療が完了する。

スクナはじっと、魔理沙を見ている。

魔理沙は本当に重症だ。妖夢よりもひどい。

依姫のラストワードをまともに受けたからだろう。

「うっ……ここは?」

妖夢が目を覚ます。

そんな妖夢を無視して、魔理沙の治療に取り掛かる。

「……これはひどいな。本当にすまない。」

依姫がうつむいて謝る。

魔理沙は片手を負傷。足の骨が折れ、片目を負傷。

重症だ。

二人が治療をしている間、私はちらりとスクナを見る。

スクナは悲しそうに魔理沙を見つめている。

そっと手を伸ばす。その途端視界が白一色に染まる。

しばらくして、視界がもとに戻った。

魔理沙の怪我が全部治っていたのだ。

スクナがホッとした表情を見せた。

「……倒せたんだな。」

魔理沙はそう言うと、また目を瞑った。

「最後は…豊姫。」

豊姫は軽症だった。

案外すぐに治療は終わった。

「……すまない。…スクナを助けるために必死になっていた。迷惑をかけたな。それじゃあな。お前たちはもう帰れ。」

依姫は笑顔で私達を送ってくれる。

みんなも無事目を覚ました。

「……さようなら。」

私は最後に挨拶を交わす。

依姫達は手を振ってくれる。

そして、私達は幻想郷に帰ってきた。

サアァァ

心地よい風が吹いている。

「……帰ってきた……のね。幻想郷…なにかが変わったわね。」

桜が咲き乱れ、空が青い。

「あっちの幻想郷に報告しにいきましょう。」

そういって、鳥居に向かう。

「夢想封印・改」

パァァァ!

「帰ってきたのね!」

こちらの私が、笑顔で出迎えてくれる。

歓声が上がる。



こうして私達は、幻想郷を救えたのだ。




主からあいさつ

こんにちはパフェるん♪です!

自分で言うのもなんですが、とってもいいお話でしたね!

無事ハッピーエンド!です!


次回作もよろしくおねがいしますね!

それではおやすみ〜。

この作品はいかがでしたか?

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